学費・教育費/専門学校でかかるお金

専門学校でかかるお金(2ページ目)

就職環境が厳しい時代からなかなか抜け出せない日本。そんな中、手に職をつけようと専門学校に進む学生も沢山います。専門学校の多くが私立であり、意外と費用も高いことをご存知でしょうか? 大学だけでなくあらゆる進路の予算を知っておくと安心です。

鈴木 さや子

執筆者:鈴木 さや子

学費・教育費ガイド

  • Comment Page Icon

専門学校にかかるお金

専門学校は、選択する学科によって入学金、授業料、実習費などが大きく異なります。初年度にかかる費用を学科別にあげますが、学科によって修了年数やランニングコストが異なり、年額のみで検討せず卒業までの総額も計算することをおすすめします(表1)。
専門学校分野別初年度費用

【表1】どの学科でも初年度は約80万円以上かかる(※クリックして拡大)


最もお金がかかるのは「はり・きゅう・あんまマッサージ指圧」で約174万円。授業料も113万円と群を抜いて高額です。

どの学科に進んでも、初年度は約80万円~180万円必要のようです。国公立大学の初年度納入金は約80万円、私立大学の初年度納入額は文系で約120万円~200万円(医歯系は約480万円)かかるので、専門学校の初年度にかかるお金は、国立大学と私立大学の中間くらいと言えるでしょう。在学期間が短い場合はそれだけ負担は軽くなるのですが、以下のことにも注意しましょう。
  • 2年制以上の専門学校を卒業していれば大学に編入が可能である
  • 4年制の専門学校を卒業していれば大学院に編入が可能である
  • 毎年2000人近くの専門学校卒業生が、大学に編入している(平成25年度は1649人)
専門学校に通ったことで、さらに探究心が大きくなり「もっと違う角度から研究したい」「大学卒業の資格を得てやりたいことがでてきた」など、編入を希望する学生も少なくありません。大学に編入した場合、その後もまだ学費負担は続くので、専門学校に入学した際に、親子でどこまで教育費を出すかといったことを話し合っておくとよいかと思います。


【関連記事】
入学前にチェック!大学4年間にかかるお金
生涯賃金で高卒・大卒の逆転も!?
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます