専門学校にはどのくらい進学するの?
専門学校で手に職をつけたい学生は多い
一般的に言われている「専門学校」とは「専修学校(専門課程)」のこと。専門学校には、「専修学校(一般課程)」と違い、高卒・高等専修学校(3年制)卒以上という入学要件はありますが、卒業した後に「専門士」「高度専門士」といった学位をもらうチャンス、そして要件を満たせば、大学や大学院へ編入資格などもあります。
では、高校を卒業した学生の進路状況を見てみましょう。
<高等学校卒業者の状況:図1>
専修学校(専門課程)には約17%が進学と、高校の卒業生の6人に1人は、専門学校に通っていることがわかります。それでは、専門学校の中でどの学科に人気があるのでしょうか。データが存在する専修学校(専門課程・一般課程・高等課程)全体での分野別学生数から想定してみましょう(※全体の約9割の学生が専門課程に在籍)。
<専修学校分野別学生数:図2>
約3割の学生が、医療関係の専修学校に通っており一番人気があるようです。比較的費用が低く済む公立専修学校の約7割が、医療関係の分野である看護専門学校であることも、医療関係に進む人数が多い理由の一つかも知れません。
同調査によりますと、3218校ある専修学校の内、国公立のものはたったの206校しかありません。9割以上の専修学校が私立ということを考えると、費用負担も覚悟が必要と言えますね。
それでは、実際にどのくらいお金がかかるのか、次ページでみていきたいと思います。