いたずら好きのぬいぐるみのようなモンスター
■作品名グレムリン
■監督
ジョー・ダンテ
■出演
ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ
■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
■おすすめの理由
嘗て一世を風靡した生き物『モグワイ』。ぬいぐるみのようなふわふわの外見に、大きな耳と目、素直で大人しい性格、そして人の言葉を理解する知能の高さ(しかも多少は話すことも可能!)。
一目見れば、誰もが手元に置きたくなる愛らしさですが、育てる際には厳しいルールが。
- 光に弱いので、暗い場所で育てるべし。特に日光は絶対にダメです。
- 水は徹底的に避けるべし。お風呂に入れることは勿論、水を飲ませるのもイケマセン。
- 午前0時以降の食事は厳禁。これを破ると大変なことになります。
一見簡単そうに見えて(実際そんなに難しくないと思いますが)、結局は1つずつ破られていくルール。そして最後の1つが破られたとき、街は大パニックに。
モグワイから変態したグレムリンは他のモンスター映画のモンスターのようにただただ醜悪で獰猛という感じではなく、サイズも70cm程度とそれほど大きくないし、悪戯好きで何処となくユーモアがあるので、見ていて怖くはなかったんですが、街を破壊されるのは困りますよね。
いつも不思議に思っていたんですが、ギズモ(モグワイ)はあんなに穏やかで可愛らしいのに、分裂した兄弟たちは揃いも揃って全員凶暴なのは如何してなんでしょう。
性格はバラバラなのに悪意だけは共通してるんですよね。この『グレムリン』のヒットで製作された続編『グレムリン2 新・種・誕・生』では、さらに凶悪さに拍車がかかってるし。
そんな中、どれだけ兄弟が増えても同化せず、感化もされない天使のようなオリジナルのギズモ(でも逆にちょっとそれが怖かったり)。最後はグレムリンのリーダー、ストライプを機転を効かせて退治するなど、小柄な体に似合わぬ大活躍を見せます。
結局最初から最後まで主役はギズモ、な『グレムリン』。久しぶりにギズモに逢いに行ってみませんか?