都会の刑事が文明を拒否して生きるアーミッシュの村へ

■作品名
刑事ジョン・ブック/目撃者 (85)

■監督
ピーター・ウィアー

■主演

ハリソン・フォード、ケリー・マクギリス

■DVD販売元
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

■あらすじ
アーミッシュ(キリスト教一派のドイツ系アメリカ人。近代文明を拒み、独自の規律に沿って厳格に生活している。)の村に住む夫を亡くした女性・レイチェルとその子供・サミュエル。2人がボルティモアに旅行に行く途中、駅のトイレでサミュエルが殺人を目撃してしまう。その捜査に現れた刑事、ジョン・ブックはサミュエルを警察署に連れて行き、容疑者の顔を見せるのだが犯人はその中に居ないという。

その時、サミュエルが「あの人が犯人だよ」と指差したのは、ジョン・ブックの同僚刑事だった。警察署内で麻薬取引を行っている者たちにその事を知られ、命を狙われ撃たれるジョン。彼は傷を負い親子と共にアーミッシュの村に逃げ込んで……。

■お薦めの理由
映画が始まってしばらくは、アーミッシュの人達の黒い服装と村の様式ばかりが映し出され一瞬「ん、何の映画?」と混乱するものの、サミュエルが駅のトイレで殺人を目撃してからは物語が一気に動き出します。助かると分かっていても、狭い室内で大人の目を欺きながら何とか逃げおおせるサミュエルに心臓がバクバク!

署内で麻薬取引に絡んでいた刑事たちのボスが、自分が1番信頼していた上司である事を知って怒りに震えるジョン・ブック。彼らに襲われ撃たれ傷を負ったジョン・ブックはしばらくレイチェルの家で生活を共にする事になります。2人が段々惹かれあう様子を極力台詞を抑え、主に表情で表現する演出にまた別の意味でドキドキしました。納屋でラジオの音楽を聞きながら2人が踊るシーンはとても美しいラブシーンです。

都会の刑事が、文明を拒否して生きるアーミッシュの人々と時にぶつかりながらも、一緒に農作業をしたり納屋を作ったりしていく中で、彼らと理解し合い、笑いあえるようになった頃、裏切者の刑事たちが武器を積んで村に襲撃に来ます。それを撃退したジョン・ブックは自分がいるべき場所に帰っていくのです。

この作品はサスペンスのカテゴリーですが、物語の中で出てくるアーミッシュの村の美しい光景や、結ばれる事はないとお互い分かりつつ惹かれ合ってしまう切ない大人の恋心等、映画に深みを与えていると思います。しみじみと心に響く1本です。




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