映画/口コミでおすすめのコメディ映画(洋画)

いつまでも子供心や遊び心を忘れずに「ビッグ」

大人になりたいと願う12歳の少年ジョシュが、体だけが大人になって……というトム・ハンクス主演の傑作ハートウォームコメディです。初めはあり得ない状況に戸惑いますが、子供らしい自由な発想で大活躍を見せます。子供心や遊び心を忘れずにということが、この映画のテーマです。

投稿記事

トム・ハンクスが演じる大人になりたい少年

■作品名
ビッグ (88)

■監督
ペニー・マーシャル

主演
トム・ハンクス、エリザベス・パーキンス

■DVD/Blu-ray発売元

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

■あらすじ
背の低さに悩む12歳の少年ジョシュは、カーニバルで魔法の機械「ゾルダー」を見付け「大人になりたい」と願を掛けます。

すると翌朝、体だけが大人になって……というトム・ハンクス主演の傑作ハートウォームコメディです。

■おすすめの理由
監督はペニー・マーシャル、脚本はスピルバーグの妹のアンが執筆しています。

初めはあり得ない状況に戸惑い、しっかり者の親友ビリーに助けられていたジョシュですが、やがておもちゃ会社の社長(ロバート・ロッギア)に気に入られて就職し、子供らしい自由な発想で大活躍を見せます。

ハンクスとロッギアが足踏みピアノで楽しそうに「ハート・アンド・ソウル」を弾く場面が、子供心や遊び心を忘れずにというこの映画のテーマを象徴します。

そしてキャリアウーマンのスーザン(エリザベス・パーキンス)も、純粋な心を持ったジョシュに惹かれていきますが、やはり大人と子供というギャップは埋まりません。

ラストで「一緒に子供に戻らない?」というジョシュに、「私はもう、その時代を生きてしまったから……」と答えるスーザンの姿が何とも切なく映りますが、ジョシュをちゃんと元に戻すところがこの映画の粋なところなのです。

“大人子供”の役が似合うハンクスが、後の『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)にも通じる無垢な心を持ったキャラクターを演じて初めてアカデミー賞の主演賞にノミネートされました。

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