盆栽/盆栽の作り方

ミニ盆栽の作り方 ……必要なもの・鉢の準備編

秋に実や紅葉を楽しめるコケモモカマツカの「ミニ盆栽」づくりを通して、植え込みの基本(必要なもの・鉢の準備)をご紹介します。初心者向けの植え込みの方法、作り方を習得して、もみじや松、椿、桜など様々な木を植えて、育ててみてください!

山田 香織

執筆者:山田 香織

盆栽ガイド

ミニ盆栽作り方……用意するもの

ミニ盆栽の作り方 ……必要なもの・鉢の準備編

ミニ盆栽をやってみよう!作り方を紹介

 
ポット苗

ポット苗と山ゴケを用意しましょう

盆栽づくりで用意するものとして、まずは苗木です。ネットショップや園芸店、盆栽専門店で探しましょう。お店の人に育てやすい種類を聞いて、葉の色つやの良い元気な苗を選びます。

平地で育てやすいカエデ類やケヤキ、松類、実ものでしたら、ベニシタンやピラカンサがおすすめです。

 
道具

最低限の4つの道具

植込みに必要な最低限度の道具はこちら。左から順に、盆栽ばさみ(主に根や太い枝を切る)剪定ばさみ(枝先や葉を切る)コテ付きピンセット、竹箸の4種類です。剪定ばさみで根を切ると、すぐに切れ味が悪くなるので、ハサミは2丁用意しましょう。
 
鉢と針金

鉢や針金を用意しましょう

次に、鉢のセット。鉢は深さが5cm以上ある、丸い鉢がおすすめです。直径も10cm程度あると使いやすいです。そして、排水口をふさぐネットと、長さ25cm程度の1.2mmのアルミニウムの針金。長さ10cm程度の1.5mmの針金。長さ4cm程度の1.5mmの針金です。針金の使い方は順にお伝えしますね。
 
用土

赤玉土を主体に

用土は、赤玉土の小粒を鉢底の排水用のゴロ土として(写真左)。赤玉土の極小粒と鹿沼土の小粒を2:1で混合する植込み用土(写真右)を用意します。赤玉土の極小粒は、園芸店には置いていないことが多いので、盆栽専門のネットショップなどで探してみてください。
 

鉢の準備

網止め

網止めの針金づくり

早速、植えつけの鉢の準備として、10cm程度の針金を指で折り曲げて、写真のように2つの輪のついた形にしてください。この時、左右の輪と輪の間が排水口の直径程度の幅があるのが理想です。
 
網止め2

鉢と網を固定する目的の針金

そして、つくった針金のピンを鉢底穴にあてがった網の上から差し入れ、輪の部分は手でつぶします。鉢の裏側には2本の針金の足が出ていますので、それは鉢の底面に添って折り曲げて、鉢と網を固定しましょう。
 
根留め

根留めの針金といって、鉢と苗を固定する目的

次に、25cmほどの針金を、短い4cmほどの針金に3~4回巻き付けて、ブランコのような形にします。
 
鉢裏

鉢裏から通す

そして、鉢の裏側からブランコの形の針金を通します。
 
鉢の準備

これで、鉢と網が固定され、根留もセットされました

出てきた針金は、写真のように鉢の縁にかけておきましょう。
 
ゴロ土

ゴロ土を入れる

そこに、ゴロ土として、赤玉土の小粒を鉢の深さの5分の1程度入れましょう。ゴロ土を沢山いれると、渇きが早い盆栽になってしまうので、注意しましょう。
 
植込み用土

植込み用土を加えます

ゴロ土が入ったら、その上から植込み用の混合土をやはり深さの5分の1程度、合計で深さの5分の2まで入れていきます。後で苗を植えるわけですから、根が入らないと困ります。土の入れ過ぎには気を付けて、あくまでも土は鉢の深さの半分以下にめましょう。
 

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