販売手数料だけでは決められない
手数料だけで決められない部分とは?
購入後にかかった手数料分、投資信託の基準価額が上がるか、普通分配金による利益がそれを上回るなど、総合的に見て購入時よりも手数料分の利回りが取れないと損失が生じてしまうためです。
ネット証券は手数料が安い傾向にありますが、資産管理をネット上で自分でできる人や、購入から売却まですべて自分で判断できる人に向いています。買い時や売り時を相談しながら運用したい人なら、手数料はかかっても、総合証券などで購入するのも一つの手です。いつでも相談できるのはもちろん、価格変動が大きくなったら担当者から連絡をもらえるようお願いしておける、といったメリットもあります。
株式や投資信託を使って資産運用を行う上では、資産管理を自分だけでできるのか否かもポイントになります。数パーセントの販売手数料には、このような目に見えないメリットがあります。特に、投資初心者にとって、この「相談できる」というメリットは大きいでしょう。こういった点もふまえて、販売会社を考えるようにしたいものです。