2日目:【京都】広い境内が紅葉・黄葉で埋め尽くされる東福寺へ
奈良と京都の紅葉とグルメを楽しむ旅、2日目スタート。奈良市内のホテルをチェックアウトし、近鉄奈良駅から近鉄特急に乗車すると35分で京都へ移動できます。いよいよ京都の紅葉・黄葉を楽しむ訳ですが、京都駅には宿泊するホテルに荷物を届けてくれるキャリーサービスがありますので、大きな荷物はこのサービスを使ってホテルに送ってもらいましょう。(※ホテルによっては独自のキャリーサービスを提供している所もあります)
京都で最初に向かう紅葉・黄葉のスポットは、東福寺。
京都駅から宇治、奈良方面へ向かうJR奈良線に乗車して次の東福寺駅で降ります。その後、道案内に従って数分歩くと東福寺の入口に着きます。
途中で渡る木造の臥雲橋(がうんきょう)から望む東福寺の境内はまさに紅葉の絶景。通天橋(つうてんきょう)と呼ばれる建物が紅葉に包まれる素晴らしい風景を望むことができます。
紅葉に包まれた境内に入るとさらに絶景が続き、いちょうの黄葉も加わって、いつまでも眺めていたい素晴らしい紅葉・黄葉の風景を楽しめます。
2日目:【京都】紅葉が彩る世界遺産、清水寺へ
東福寺の拝観を終えた後は、京都市内の東側の紅葉スポットを訪ね歩くことにしましょう。次に訪ねる紅葉スポットは清水寺です。東福寺近くの東福寺バス停から京都市バス 202系統または207系統のバスに乗車して、10分程度で五条坂バス停に到着。ここから五条坂とお店が立ち並ぶ清水坂を登り、10分ほど歩くと清水寺に到着します。
清水寺は、清水の舞台でもおなじみの古刹。世界遺産「古都京都の文化財」を構成する資産でもあり、舞台の下の紅葉や見渡す周囲の山が色づいた風景は京都でもナンバー1の知名度を誇る紅葉スポットです。
本堂の奥にある奥の院からは清水の舞台と三重塔、そして紅葉という素晴らしい風景を楽しむことができますよ。
2日目:【京都】ねねの寺、高台寺で紅葉を楽しむ
清水寺の拝観を終えた後、清水坂から産寧坂、二年坂を下り、祇園・八坂神社の方向へ歩いていきます。次に訪ねる紅葉スポットは高台寺。豊臣秀吉の妻、ねねが秀吉の冥福を祈って建立した寺です。境内にある庭園を紅葉が美しく彩る風景を堪能することができます。
2日目:昼ご飯「ゆどうふ」
それぞれの紅葉スポットが充実していることもあり、あっという間に正午を過ぎてしまいます。ここで昼ご飯にします。京都を代表する料理はいろいろありますが、東山界隈で有名なのはなんといってもゆどうふ(湯豆腐)。シンプルではありますが、豆腐を使った鍋料理です。
鍋で熱々にした豆腐を薬味やたれで食べます。野菜などもおいしく頂けますよ。
2日目:【京都】もみじが別名につく紅葉の名所、永観堂へ
紅葉シーズンの京都は、多くの人が集まることから、市内中心部や紅葉の名所周辺は激しい交通渋滞に見舞われます。バスも数多く運行していますが、時間が読めないので歩ける時には歩くのが一番早かったりします。ということで、高台寺から円山公園、知恩院を経て南禅寺を通り抜けます。多少のアップダウンがある道を約3km歩いて、次に訪ねる紅葉スポットは永観堂。
浄土宗のお寺で正式には禅林寺と言いますが、「もみじの永観堂」との別名を持っており、通称の永観堂の方の名前が良く知られています。
境内に入るとどこを見回しても紅葉・黄葉を楽しむことができ、常に多くの人が訪れています。池をはさんで眺める紅葉が素晴らしいですね。
2日目:【京都】哲学の道を歩いて、銀閣寺へ
もみじの永観堂を後にして、続いて訪ねるのは銀閣寺です。永観堂の前の道を北に上がり、若王子(にゃくおうじ)神社から哲学の道を歩いて行くと、京都の風情を感じながら散策を楽しむことができます。哲学の道経由で永観堂から銀閣寺までは、約2kmの道のり。アップダウンはあまり多くないので、ゆっくり歩けます。
銀閣寺は、清水寺と共に世界遺産「古都京都の文化財」を構成する資産の一つで、室町幕府の8代将軍、足利義政が建立したお寺。相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院の一つであり、銀閣寺は通称で慈照寺銀閣が正式名称となります。
方丈の前には、銀沙灘(ぎんしゃだん)と呼ばれる白い砂盛りがあり、これを含めた美しい日本庭園が広がります。庭園の奥の山が紅葉・黄葉が色づくさまをゆっくりと散策することができます。
盛り沢山の京都の紅葉・黄葉スポットはまだまだたくさんあるのですが、寺社の拝観は16時から17時頃を目処に終了してしまうこともあり、2日目の行程はここまで。
銀閣寺前バス停ないしは、銀閣寺から歩いて数分の所にある銀閣寺道バス停から、京都駅、四条河原町、北大路、宝ヶ池など各方面に京都市バスが運行しています。ここからホテルの近くに向かうバスを選んで、ホテルに向かいましょう。
2日目は主に京都市内の東側の紅葉スポットを巡りました。明日は北側と西側の紅葉スポットを訪ねましょう。次ページに続きます。