10代に経験する留学が将来に与える影響は大きい! |
最近は留学生の低年齢化がどんどん進んでいますが、中学生や高校生の留学プランはどのようなものがあるのでしょうか?
短期間でも長期間でも留学をしてみよう! |
短期留学
日本の学校の休み(夏休みや春休み)を利用して1~数週間の短期留学をするというものです。海外の中学や高校が主催しているプログラム、語学学校が主催しているプログラムなどがあります。長期留学の予行演習として参加するのもいいかもしれません。1年間の留学(交換留学または1年間留学)
中学や高校時代に1年間参加できる留学には2種類あります。一つが「交換留学」と呼ばれるもので、もう一つが「1年間留学」と呼ばれるものです。どちらも日本の学校に在籍したまま、留学許可または休学許可を取って海外の学校に1年間留学することに変わりはありませんが、留学のシステム・仕組みが異なりますので以下に説明します。■交換留学プログラム
英語でExchange Programと呼ばれる文化交流(Cultural Exchange)のプログラムです。交換留学運営団体が主催するプログラムに参加する形を取り、学校に直接出願するわけではありません。ボランティア家庭にホームステイしながら、地元の高校(通常は公立高校)に通うことになります。学費や滞在費はボランティアによる無償提供となり、多くの場合、どこの地域のどの学校・ホストファミリーに決まるか分からないという要素を持っています。
■1年間留学プログラム
交換留学と同様、1年間、海外の高校(または中学校)に通うプログラムですが、交換留学と異なり、1年間の私費留学(正規留学)となりますので、希望の学校を選択して直接出願します。学費や滞在費も支払いますので、交換留学に比べると費用は高くなりますが、公立や私立、ホームステイや学生寮など、希望に合う留学プランを選ぶことができます。
卒業目的の留学
海外の中学・高校を卒業することを目的に留学をするもので、私費留学や正規留学と呼ばれています。英語力、成績、時期、期間、予算、卒業後の進路などを考えながら学校を選択して出願します。学内に英語コース(ESLやEFLなど)を持っている学校に行って、英語を勉強しながら正規のクラスを取るパターンと、高校や語学学校などが提供する高校進学準備コースに行って英語力をつけてから正規のコースに進学するという2通りがあります。どの留学プランでも、異文化に触れ、自分自身を見つめ直し、将来を考える貴重な経験・体験ができることにかわりはありません。留学の低年齢化が進んでいるとは言え、中学や高校時代から留学をしている方はまだまだ少数です。もし、チャンスがあれば、ぜひ参加してみてください!絶対に将来につながる何かを得られるはずです。
留学後の進路
留学後には様々な選択肢があります |
■短期留学後
短期留学なので、もちろん一度帰国するわけですが、短期留学を経験した方の中には、その後長期間の高校留学に参加したり、高校卒業後に留学を目指す方もたくさんいます。短期間でも海外の魅力に触れた方は「次はもっと長く行きたい!」と思うようです。次回の長期留学に向けてモチベーションもあがりますので、勉強にもより一層力が入るのではないでしょうか。
■交換留学・1年間留学の後
1年間の留学後は日本の学校に戻ってきます。しかし、中には留学から帰ってきてすぐに、今度は卒業目的で留学をする方もいます。または、日本の高校を卒業後に海外の大学などを目指そうという方もいます。1年間は長くもあり短くもある期間です。もちろん、それなりに様々な経験を積んで帰ってくるはずですが、「もっともっと長く行きたい!」と思う方も多いです。日本に留まるにしろ、また海外に出るにしろ、1年間の留学を経験することで将来の方向性が固まり、より前向きに勉強に取り組むようになる方がたくさんいるようです。
■卒業目的の留学後
海外の高校を卒業した後はそのままその国の大学に進学する方もいますし、「カナダの高校を卒業後、アメリカの大学に進学する」など、国を変えて大学留学をする方もいます。また、2年間以上海外の高校に通っていた方であれば、帰国子女枠を利用して日本の大学を受験するという方もいます。
これからは、日本も海外も自由に行き来しながらグローバルに活躍する方がもっと増えてくると思います。海外留学を経験することで、度胸がつき、言葉や文化の壁がなくなり、相手のこともきちんと理解しながら自分の意見も伝えることができる。そんな人たちが増えるといいなと思っています。