小中学生の塾は選択肢がさまざまで、塾選びに頭を悩ませる親が多いです。「集団指導塾のメリットと注意点」「個別指導塾のメリットと注意点」では集団指導塾と個別指導塾の長所と短所について紹介しましたが、今回は大手チェーンの進学塾にフォーカスします。大手進学塾、集団と個別の長所と短所を紹介します。

大手・進学塾・集団授業形式の塾

大手進学塾、集団と個別の長所と短所を知って、賢い塾選択をしてください。

大手進学塾、集団と個別の長所と短所を知って、賢い塾選択をしてください。

≪長所≫
「講師の指導力の高さ」

大手の塾は大々的に講師の募集を行い、応募する側も特別な理由がない限り、個人経営塾よりも大手の塾で働くことを希望します。応募者が多いので、厳選して講師を採用することができる環境にあります。また、集団指導形式の塾では、採用試験に模擬授業を課すことがほとんどです。ベテラン講師たちが応募者の授業を見て、採用の可否を判断します。管理部門のスタッフも採用試験に関わり、社会人としての常識力もチェックします。他のパターンの塾よりも採用が狭き門である以上、比較的、講師の指導力が高いといえます。

「難関校の受験ノウハウや情報の抱負さ」
難関校への受験者が多く、合格者も多いので、合格させるためのノウハウや情報が蓄積されています。そのノウハウをもとに次の年の塾生を難関校に合格するように指導をし、合格者人数をチラシやホームページに大々的に宣伝をしています。その広告を見て、新たな塾生が入塾してくるというサイクルで回っています。難関校の受験ノウハウの抱負さは他のパターンの塾に比べてピカイチです。

≪短所≫
「受講科目の選択の融通がきかない」

指導のためのシステムが確立しているので、受講科目の選択の融通が利きません。例えば、国語はできるから苦手な算数だけ受講するというような単科での受講を認めず、受講科目数があらかじめ決められています。また、授業を欠席してしまうと、進んでしまった分は基本的に自分で何とかするしかありません。塾によっては次回に授業前に講師が時間を使ってみてもらえるので、そうすればよいかを欠席するたびに相談してください。

「科目ごとにクラスを変えられない」

ほとんどの場合、すべての科目を同じクラスで受けることになります。得意な科目はハイレベルなクラスで受講し、苦手な科目は基本クラスで弱点克服に努めるということができません。ただ、集団指導塾では無償で個別の補習をしてくれるところも多いです。積極的に講師に相談したり質問したりするといいでしょう。

大手・進学塾・個別授業形式の塾

≪長所≫
「受講科目の選択の融通がきく」

個別指導塾の利点は算数(数学)だけ授業を受けるなど、単科受講ができることです。学習するレベルも科目ごとに変えることができます。得意な科目はどんどんカリキュラムを進め、苦手な科目は授業時間数を増やしてじっくり克服に努めるというようなオーダーメイドの受講が可能です。集団授業では講師に質問できない子でも、個別指導では質問しやすいのもメリットです。

「自習室などの設備面がしっかりしている」

集団授業形式の塾では自習室が埋まっていて、空き教室で勉強するこになるケースがあったり、その空き教室も埋まってしまっていたりすることもあります。個別指導授業形式の塾では机が個別ブースに分かれているので、集中して自習するのには最適な環境です。授業がない日も自習室をとことん活用するといいでしょう。

≪短所≫
「費用が高額になるか、学生アルバイト率が高い」

個別指導は集団指導に比べて、生徒ひとりあたりの講師数が圧倒的に多くなります。費用を高くするか、費用を下げて学生アルバイト率を高くして人件費を下げるか、塾によっていずれかに分かれます。講師数が多いということは、それだけ講師が交代する確率も高く、一貫した指導を受けにくいといえます。

「ライバルとの競争がなく、学習のモチベーションを保ちにくい」
常に講師と生徒だけの関係で学習が進んでいきます。他の生徒がきちんと予習をしてくる姿、授業中の質問や受け答え、確認テストで満点を取っているところなどを目にすることがなく、自発的なやる気と、講師からの働きかけのみが学習の動機となります。プラスの刺激を味わう機会が集団授業に比べて少なくなります。

さて、いががでしたでしょうか。それぞれの長所と短所を知ったうえで、賢い塾選択に役立ててくださいね。
 

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