取り巻く環境をチェック
□景気や経済、株価、為替、金利の動きファンドの価格を押し上げる要因、押し下げる要因はさまざま。
投資をするからには、経済の動きにも少しは敏感になっていたいもの。保有しているファンドの種類にもよりますが、景気や経済の動きは運用成績に大きな影響を及ぼします。リスクの高いファンドを持っている場合はなおさら景気動向をキャッチする必要があります。
運用報告書や月次レポートなどに記載されているのは、基本的に過去の状況。景気の先行きを考えるには、先手を行く日々の情報入手が欠かせません。
□投資信託の税制や法律
投信の税制も毎年変化があります。例えば、昨年からは分配金と譲渡損が損益通算が出来きるようになったのも大きなニュース。確定申告することで税金が戻ってくる可能性があります。現在、株式投信の売買益や分配金は税率10%ですが、24年以降は20%に。これも景気対策によって何度か延長された結果です。
25年からは少額投資の優遇も予定されています。年に一度、年明けに発表される税制大綱で内容をチェックしておきましょう。
□投資信託の傾向
特に昨年から、分散投資、長期投資向きのコストが安く、世界市場を広くカバーするファンドやETFが増えています。新興国が投資対象のファンドも増加の一途。新しく発売されるファンド情報を押さえておきたいものです。
自分で情報を探すのは大変ですが、投信協会や証券会社のメルマガを利用すると便利ですよ。