物価水準や賃金水準の変動の影響(1)~国民年金の保険料
年金の支給額だけでなく、国民年金の保険料も物価や賃金の影響を受けます。
平成16年の年金制度改正時に、国民年金の保険料は平成29年度まで毎年月額280円が引き上げられることが決まりました。年金制度改正による毎年度の保険料は以下の表のとおりです。 上記の表によると、平成22年度の保険料は月額14,980円ですが、実際に納付する保険料はこの金額に保険料改定率を掛けた金額になります。保険料改定率は、過去の一定期間における実質賃金水準の変動率と物価水準の変動率を加味して改定され、平成22年度の保険料改定率は「1.008」となります。したがって、実際に納付する保険料は、14,980円に1.008を掛けた15,100円(100円未満は四捨五入)です。