結婚式やお葬式など、冠婚葬祭費用を貯金する方法
20~30代は結婚式におよばれする機会が多く、ご祝儀代に加えて女性ならドレス代やヘアセット代などの臨時出費がかかるものです。また、年を重ねていくと、後輩や親類の結婚式に出る機会も増えます。管理職の立場や、親類で年上の立場であれば、ご祝儀を多めに包むケースもあることでしょう。年とともに、人間関係の幅が広がって、友人、知人も増えていきます。さらに、年を重ねると、冠婚葬祭の「葬」である葬儀に参列する機会が増えます。一般的に、若い頃は出る機会が少ないものですが、年を重ねると、年上の友達や知り合い、先輩などが増えていきますよね。
結婚式は2人で行うものですが、葬儀については基本的には1人。また、結婚しない人や結婚式をあげないという人はいますが、亡くならないという人はいません。その分、といっては差し支えがあるかもしれませんが、回数が増えるといえます。
また、結婚式に出るような間柄なら、ある程度人数が限られていると思います。ところが葬儀については、昔お世話になった人など、近年交流がなくても参列するというケースもあるでしょう。その分、出席する回数が増えることになります。
貯蓄がないために不参加は失礼。「予備費」として貯蓄を
冠婚葬祭に出席する回数が増えると、それだけご祝儀代、不祝儀代も必要になります。結婚式でのご祝儀は3万円程度、葬儀での不祝儀は3000~1万円程度が一般的です(地域や相手との関係性によっても異なります)。1万円の不祝儀を5回用意すると、5万円必要になります。
ときどき「お金がなくて結婚式に参列できない」「ご祝儀(または不祝儀)を減額してもOKでしょうか」というお悩みを聞くこともありますが、相手にとって一生のうちに何度もあることではありません。貯蓄がないがために、お世話になった人に失礼になってはいけませんよね。冠婚葬祭の場合は、自分の都合によって出費の時期を変えたり金額を大きく減らしたりできるものではありません。1年間の全体を通して、「予備費」としてとっておくといいでしょう。
ボーナスの一部を貯めておくか、月1万~2万円の別取りを
「予備費」の準備方法としては2つあります。ボーナスが必ず出る人は、ボーナスを全部使い切らずに、「予備費」として10万円程度をどこかにとっておくといいでしょう。ボーナスが出ない人は、月1万~2万円ずつ積み立てるのがおすすめです。ただし、普通預金に入れっぱなしにしていたり、旅行用などお楽しみ費の口座に入れてしまうと、「お金が余っている」と勘違いして、使ってしまうかもしれません。それらの口座とは別に、「予備費」専用の場所で保管しておくことをおすすめします。
結婚式のご祝儀用としては、ピン札で自宅保管しておくのも一案です。いざピン札に替えに行こうと思っても、都合が悪くて銀行の窓口まで行けないケースも。そこで、3万円単位で、「ご祝儀用」としてピン札を自宅に保管しておくのです。ご祝儀袋や筆ペンなどとも一緒にしておけば、結婚式前にバタバタとあわてることもなくなるでしょう。
いかがでしたか? 冠婚葬祭費は、周りの人と良好な人間関係を築いていくためにも、とても大事なお金です。いざというときの出費で困ることのないように、しっかり貯蓄しておきたいですね。
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