違う方向で節約を頑張り過ぎていませんか?

「節約を頑張っているのに、なかなか貯まらない」という人は、そもそも節約するポイントがズレているのかもしれません。

そこで、取材を通じてわかった、代表的な5つの「効果薄」な節約法を挙げました。自分が違う方向に頑張りすぎていないか、ぜひチェックしてみてください。

効果が薄い節約をしても、心身が疲れるだけで貯蓄にはつながりません!

効果が薄い節約をしても、心身が疲れるだけで貯蓄にはつながりません!



節約法1「バスや電車は2、3駅手前で降りて歩いています」

交通費節約のために、「バスや電車で2、3駅手前で歩いているんです」と話す人も多いのですが、2、3駅程度であれば、差額は20円~100円程度。それで、足が疲れたり、大事な靴が傷んでしまったり、喉が渇いたりしてカフェに入ったり飲み物を買ったりしていませんか? そうなると、節約面では逆効果です。

もちろん、運動が目的ということであればOKですので、「目的を何にするか」ということを今一度考えてみましょう。

節約法2「スーパーの割引品を見たらすかさず買っています」

夜の時間帯になると、スーパーでお惣菜やお肉、野菜などに、30%オフや半額などの割引シールが貼られたりしますよね。安さにつられて、ついあれもこれもと買っていませんか?

そもそも割引される商品は賞味期限・消費期限が間近に迫っているもの。たくさん買いすぎると食べきれない可能性があります。もしも捨ててしまうことになったら、その食品が非常にもったいないですし、何よりも使ったお金ももったいない。よいことがまるでありません…。

安いからといって買いすぎると、節約と逆効果なので気をつけたいですね。

節約法3「エアコン代がもったいないので、カフェに通っています」

暖房や冷房などのエアコンをつけると、電気代がかかります。「だから、自宅でエアコンをかけずに、カフェに避難しよう!」とカフェに行く人がときどきいらっしゃるのですが、それは得策ではないかも…。

仮に、冷房時の消費電力が、1時間あたり455ワットだとすると、5時間つけた場合は、1kWh=30円で計算すると、455ワット×5時間×30円÷1000=約68円です(使用するエアコン、電力会社などによって異なります)。

カフェで550円のアイスカフェラテを頼んで5時間ねばったとしても(ちょっとねばりすぎですが…)、どちらがお得かは…わかりますよね。

もちろん、節電は大切ですし、読書や勉強をするときに、自宅よりもカフェのほうがはかどるならいい活用法です。カフェに行く意味を考えてから行動するようにしたいですね。

節約法4「金券ショップに行くと、安くてワクワクするんですよね」

テーマパークのチケットや映画観賞券、交通系の乗車券などが割安で買えるのが、金券ショップ。特に期限切れ間近のチケット類が、格安で入手できるのが魅力です。

ところが、「このテーマパーク、ちょっと興味ある。来週日曜までだったらきっと行くはず」と購入してみたものの…別の予定が入って行けなくなり、結局無駄になってしまう場合があるのです。

期限があるものは、本当に期限までに使えるかをよく吟味しましょう。いくら安くても、実際に使えなかったら無駄になってしまいます。

節約法5「ガソリンは1円でも安いところを探します」

車に乗る人は、ガソリン代が気になると思います。ガソリンスタンドによって1リットルあたりの値段が違うので、「1円でも安いところに入れたい」と思うかもしれません。でも、1円安く入れるためにわざわざ遠回りした場合は…本当にお得になるのでしょうか。

1回の給油で30リットル入れるとすると、1円安ければ、1円×30リットル=30円のお得です。仮に1リットル10キロ走る車だとして、1リットルのガソリン代が132.3円(資源エネルギー庁が2017年9月27日に発表した、9月25日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格)の場合、わざわざ5キロ遠くのガソリンスタンドに行くと、約66円のガソリン代を使うわけです。さて、お得になっているでしょうか?

ここまでするとあまりにも細かい計算ですが、実はガソリン代の1リットルあたりの1円、2円の差は、それほど大きくないことがわかると思います。


「お金がなかなか貯まらない」という人は、上記5つの節約法をうっかりやっていないか、確認してみましょう。節約にかける労力は、なるべく少なくしたいもの。「効果のある節約かどうか」を、よくチェックしてみてくださいね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。