往年のヒーローたちの活躍にワクワク!
『ローン・レンジャー』(2013年度作品)
西部開拓時代のアメリカを舞台に、兄を殺された検事のジョン(のちのローン・レンジャー)が、ネイティブアメリカンのトントとともに復讐に立ち上がる物語。ヒーロー映画というよりバディムービーの色合いが強いけれど、極悪非道な男を倒すために命がけという展開はヒーローのカテゴリにいれてもいいかと。往年の同名テレビシリーズの映画化で、ドラマを見たジョニーが「トントがずっと助手的な扱いなのが解せなくて。もっと彼を活躍させたい」と考え、トントはジョニーのおかげで主演級のキャラに。ジョニーがすっとぼけた芝居を見せながらもアクションに果敢に挑む姿はまさにヒーロー。ローン・レンジャーを上回る活躍を見せています。
監督: ゴア・ヴァービンスキー
出演: ジョニー・デップ 、アーミー・ハマー、トム・ウィルキンソン、ウィリアム・フィクトナー、バリー・ペッパー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェームズ・バッジ・デール、ルース・ウィルソンほか
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『マン・オブ・スティール』(2013年度作品)
クリプトン星で生まれた赤ちゃんは滅亡を悟った両親から地球へと送られ、クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)として育ち、特殊な能力を発揮する……という、スーパーマンができるまでの物語。正義のヒーローとしての使命に気づくまでのスーパーマンの前日譚ですが、技術は進歩しているので、スーパーマンの飛行は超高速、バトルシーンでの破壊力は強烈と、驚くことばかり。破壊力がハンパないので、ヒーローがこんなに地球を壊していいのかと思いつつも、苦悩するスーパーマンはこれまでになく陰影がありセクシー。男性はバイオレンス色が強いアクションを楽しみ、女子はクラーク・ケントの色気を堪能しましょう!
監督: ザック・スナイダー
出演: ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーンほか
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『スタートレック イントゥ・ダークネス』(2013年度作品)
西暦2259年を舞台にUSSエンタープライズ号のカーク船長(クリス・パイン)と乗組員たちが、陰謀を企むジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)と死闘を繰り広げるJ・J・エイブラムス監督による人気シリーズの第二弾。もちろんヒーローはカーク船長はじめエンタープライズ号の乗組員ですが、実は本作で一番心惹かれるのは悪役ジョン・ハリソン。圧倒的なカリスマ性を放ち、実にドラマチックなアンチヒーローとしてこの映画に君臨しているのです。ジョン・ハリソンVSエンタープライズ号乗組員という感じで、束になってかからないと太刀打ちできない強敵! 敵役を褒めてどうするって感じですが、このアンチヒーローの魅力には誰も抗えないはずです。
監督: J・J・エイブラムス
出演: クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチほか
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