出産・育児費用/育児費用 乳児期にかかるお金(行事費・保育料等)

プリスクールにかかるお金は年間100万円!?

全国に300以上あるプリスクールは、英語教育に熱心な家庭が通学を検討する教育施設のひとつです。今回は、プリスクールをお金の面から考えてみたいと思います。

鈴木 さや子

執筆者:鈴木 さや子

学費・教育費ガイド

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「プリスクール」という言葉が少しずつ知られるようになり、周りでも、お子さんを通わせていたり入学を検討したりする人を見かけるようになりました。

そもそも、プリスクールとはどんな場所なのでしょう。そして費用はいくらかかるのか、また、通う場合に考えておきたい注意点は何でしょうか。詳しくご説明します。

プリスクールとは英語で保育を受けられる施設のこと

プリスクール

小さい内から英語のシャワーを浴びることができる

プリスクールとは「子どもを英語環境で保育する施設」で、未就園児の場合はプリスクールと呼ばれ、4歳以降はキンダーガーテンと名称が変わるのが一般的。また、幼稚園と併用して通えるアフタースクールが用意されている場合は、幼稚園の降園後に習い事として通う子どももいます。

保育時間は、一般的に2~5時間程度と幼稚園並みで、働いているママの場合は、延長保育(有料)を使うことになります。

また、先生の多くは外国人で、補助としてバイリンガルの日本人スタッフがいることが多いです。原則すべての保育時間を英語のみで過ごすので、小さなうちから英語環境に慣れさせたいご家庭に人気があるんですね。

保育を行う施設ではありますが、日本の教育過程においては、文部科学省に認定されている幼稚園でも、厚生労働省に認定されている認可保育所でもなく、あくまで私的教育機関となります。施設も公的な補助金を受けていないため、通う費用はどうしても高くなるのがお分かりかと思います。

プリスクールの一般的な費用

同じプリスクールでも、運営母体によってかなり差があり、例えば1日4時間、週5日保育の場合、インターナショナル附属のプリスクールは月額10万円を超える場合がザラなのに対し、英会話教室や企業が開設しているプリスクールは、月額6万円くらいから通えるところもあります。

一例として、東京都内のあるプリスクール・キンダーガーテンの費用を紹介します。

■東京都にあるAスクールの費用例

プリスクールとキンダーガーテンの費用例

公立幼稚園の5倍以上かかることも(クリックで拡大)


他にイベント費用などもありますが、ここのスクールに通う場合は、年額100万~150万円ほどかかっています。公立幼稚園の費用が年額約23万円、私立幼稚園でも約54万円(※)であることを考えると、やはりプリスクールやキンダーガーテンは相当費用がかかることは覚悟しないといけないようです。

※平成22年度子どもの学習費調査(文部科学省)より

次ページでは、プリスクールに通った場合の注意点をみていきましょう。
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