大学生の就職活動/就職活動事例

【私の就職活動日記】小寺良二の就活(海外編)

企業のグローバル化が進む中で就職活動も海外で行う学生も多くなってきた。私自身もアメリカの大学に留学していた関係で海外での就職活動を経験した。日本国内とは異なり、海外での活動は期間も限られており、その中で数少ないチャンスをものにできるかが勝負となる。

小寺 良二

執筆者:小寺 良二

ライフキャリアガイド

世界中から優秀な人材が集まるボストンキャリアフォーラム

私が自分の就職活動の本番とおいていたのは、毎年10月にボストンでディスコ社が行う「ボストンキャリアフォーラム」という就職イベントだった。

毎年ボストンで開かれるこのイベントは世界中の学生や企業に注目されている

毎年ボストンで開かれるこのイベントは世界中の学生や企業に注目されている

このイベントは海外の大学に行っている日本人留学生だけでなく、日本企業に就職を目指す現地のアメリカ人学生も参加し、ハーバード大学やスタンフォード大学といった世界的に有名大学に所属する学生も数多く参加する。

またもっとすごいのは、このイベントはアメリカ国内の学生だけでなく、ヨーロッパやアジアからも日本企業への就職を目指して優秀な学生が集まるのだ。それだけ短期間で複数の世界的グローバル企業の選考を受けられるチャンスとして、世界から注目されているイベントなのだ。実際私のホテルのルームメイトも、日本語、英語、フランス語が話せるインド人だった。

また参加企業もホンダ、日産、三菱商事といった大手グローバル企業だけでなく、電通、博報堂のような国内では説明会にも参加するのが難しい企業も参加している。

そんな世界で最も優秀で意識の高い学生と、世界的企業が集まる機会に自分も挑戦したかった。

ボストンで3日間通じて行われるという点だけ見れば、日本の就職イベントとそう変わらないように見えるのだが、この就職イベントの特徴は参加企業の多くは採用決裁権を持つ上の役職の社員をボストンに派遣し、優秀な学生がいればその場で面接を行い3日間のうちに採用内定が出るというスピード感があるイベントなのだ。

企業側にとってもそのイベント期間中を逃すと、その学生はアメリカどころか世界のどこに戻ってしまかわからないため、短期間で選考を行うことのメリットはあるのだ。

そのため参加学生は事前に志望する企業にWEBエントリーシートを送付して、その選考を通過した学生は当日面接の予約を入れることが出来る。勝負は事前にどれだけの企業の面接予約を確保することが出来るかだった。

私はとにかく数が勝負だと思ったので、とにかく多くの企業にエントリーシートを送付し5社ほどの面接予約をとり、当日ボストンに向かうことになった。

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