ゲームで値切れば、本当に安く買える
イヌジをうまいこともちあげれば、わりと簡単に値切れます。このお店、大丈夫でしょうか
店主のイヌジをうまいことのせると、400円だったゲームを、300円で売ってもいいと言ったりしてきます。さらに交渉すればもっと値が下がるかもしれません。
さて、ひとつ注意していただきたいのは、この400円とか、300円というのは、ゲームの中の仮想通貨ではないということです。ドラゴンクエストシリーズのゴールドとか、ゼルダの伝説シリーズのルピーとか、そういう類のものではなく、日本円です。400円のゲームを買うということは、プリペイドカードなりクレジットカードなりを利用して実際に400円を課金してゲームを購入することになります。
つまり、イヌジと交渉し値切るということは、実際の購入価格を値切るということで、400円で売られたものをイヌジが300円でいいと言えば、実際に300円で買える、ということでもあります。ですから、だるめしスポーツ店は、ゲームが買えるゲームであり、ゲームが値切れるゲームでもあります。ゲームの購入体験をゲーム化した、という言い方をしてもいいかもしれません。
購入体験を遊ばせる、というのは中々斬新な切り口です。
たくさん遊べば安く買える
値引きって、なんだかそれだけで興奮する響きがあります
これらのアイテムをどうやって手に入れるかというと、野球のミニゲームを遊ぶことで手に入ります。ミニゲームを遊ぶとハンコシステムというスタンプカードのようなものにハンコが押されていって、ハンコがたまるとアイテムが貰える仕組みです。イヌジと交渉するためのアイテムの他、50円引きクーポン、30%引きクーポンといった、出すだけで割り引いて貰えるクーポン券まで手に入ります。もちろん、実際の価格が安くなるのです。
ゲームを遊べば次のゲームが安く買えるよ、という構造になっていることは重要で、ここに任天堂の考え方が反映されているように感じます。