子育て/子育て・ママ育て

子育て時期も理想の仕事を! 働く時間のコントロール(2ページ目)

今朝はあんなに元気だったのに、お昼前に突然のお迎え要請……。子どもが小さいうちはよくある話ですが、働くママとしてはちょっと焦る瞬間です。急な事態にも柔軟に対応できる仕事や職場が理想ですが、その環境を作るためには何をどうしたらよいのでしょうか?

山下 真実

執筆者:山下 真実

子育てガイド


わが子の「今」と向き合いながら働く方法

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働く妊婦さんを応援するお洒落な通勤マタニティ服や授乳服を販売する『オシャレニンプ.com』代表の田中麻理子さんは、「子どもが小さいうちはなるべく一緒にいたい」という想いから、子どもを保育園に預けずに働ける方法を模索して実現されました。

産前から働いていた会社は勤務時間が10時~19時で残業も多く、時短勤務も実質的に選択できない状況であったことから、田中さんの想いを実現する形で職場復帰することは出来ませんでした。それならば! とすぐに起業したかと言うと……実は開業はそれから1年以上経ってから。というのも、子どもを保育園に預けなくても出来る範囲で、市場調査や開店準備を少しずつ進めたからだそう。田中さん自身も「産前の自分からは考えられないスローペースで、1日の仕事量、仕事内容で言ったら比べ物にならないレベル」だと話してくれましたが、子どもが最優先という目線がブレなかったからこそ、焦らずに自分自身に対する期待値を上手にコントロールできていたのではないでしょうか。

理想は高く、でも焦らず自然体で叶える

子育てを優先したいという想いを自分自身ではっきり認識した上で、子育てと両立しやすいEコマースでの起業を選択した田中さん。オシャレニンプ.comで取扱う商品はニューヨークやパリなどから輸入しているため、時差のある取引先とのやりとりは子どもが寝た後の時間帯に集中します。そういう意味でも、子育て時期に合った勤務時間帯を自然に実現できる利点もありました。また、子どもが大きくなるにつれて自然と働ける時間も増えてくるはずと考えて、とにかく焦らず、自然体で柔軟なスタイルを実現していらっしゃいます。

あなたにとってのベストバランスは?

産後もなるべく働き方を変えたくないママ、少しペースダウンして働きたいママ、結果よりもやりがいを重視するようになったママ……働くママの理想形は十人十色ですが、自分自身にとっての理想ときちんと向き合っていますか? 育児と仕事の両立はとても大きなテーマですから、まずは自分がどうしたいのか? を認識できていなければ、迷路の中にいるようでストレスばかりが増えてしまいます。わが子は何より大事ですが、仕事を通しての自己実現もあなたの人生にとって重要なはず。子育て時期のママは忙しく、一日を無事終えるだけで精一杯の日もありますが、現状に疑問やストレスを感じた時こそ好転するためのチャンスと捉えて、少し自分と向き合う時間が持てるといいですね。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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