スマートフォン/スマートフォン活用術

アウトドアでスマートフォンを安心して利用するコツ(2ページ目)

長期休暇を海や山などのアウトドアで過ごしたいという人も多いかと思いますが、アプリで時間をつぶしたり、写真をSNSに投稿したりと、アウトドアでもスマートフォンを活用したい人も多いのではないでしょうか。アウトドアでスマートフォンを安全に活用するためのノウハウをお伝えしましょう。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

アウトドア対応スマートフォンがベストな選択だが……

スマートフォンをアウトドアで活用する上で、最も注意しなければならないのは、壊れないよう扱うことです。スマートフォンは精密機器なので、海や川では濡れや水没、山では落下による破損で、故障してしまうことも少なくありません。故障してしまったスマートフォンは、当然ながら全く利用できなくなってしまうので、故障しないための備えが必要となります。

ここで多くの人は、最近のスマートフォンは防水に対応しているから、水に入っても大丈夫なのでは?と思われるかもしれません。ですが防水の基準にはさまざまなものがあり、多くのスマートフォンは対応しているのは「IPX5/IPX7」相当の防水性能です。これらを大雑把に説明しますと、IPX5は噴流水による影響を受けないこと、IPX7は水深1mの常温の水道水に30分間静かに沈めて放置しても利用できることを示しています。つまりIPX5/IPX7対応のスマートフォンは、あくまで“生活防水”の範囲しか想定されておらず、例えば海や、川の深い所に沈めてしまった場合はその性能が保障されません。

無論、スマートフォンの中には、auの「G'zOne Type-L CAL21」のように、アウトドア利用を想定し、より高い防水性能、そして高い耐衝撃性を備えたモデルも存在します。ですがこうしたスマートフォンは、それなりに大きめのデザインとなってしまいますし、またキャリアを問わず利用できる訳ではないことから、わざわざ買い替えるというのも現実的ではないでしょう。
スマホアウトドア

「G'zOne Type-L CAL21」のようにアウトドアでの利用を意識したモデルも存在するが、タフネスさを実現するため大きめのデザインとなる

そうしたことから、ここでは防水に対応していないiPhoneやGALAXYシリーズなどを含め、多くのスマートフォンをアウトドアで利用するための方法を提案することとします。

次は、アウトドアに適したスマートフォンケース・カバーを紹介します。

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