人気のマイレージ

「ポイ探」の統計でも、ポイントの交換先として上位を独占しているマイレージ(以下「マイル」)(※1)。人気のポイントです。

皆さんは貯めたマイルをどのように使っていますか? もちろん、電子マネーや商品等に交換することも可能ですが、一番の魅力は無料航空券(以下「特典航空券」)。「無料で旅行」というだけで、ワクワクしますね。
特典航空券(無料航空券)のおトク度をチェック

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1マイルの価値は?

「無料で旅行」といっても、実際にはホテル等の宿泊施設を予約する必要がありますね(帰省の場合は宿泊施設は必要ありませんが)。宿泊施設を予約するなら、パッケージツアーのほうが安いのでは?と思う人もいるはず。まずはマイルの価値について考えてみましょう。

マイルは大体1万マイルを1万円相当の電子マネー、金券や商品に交換できます。とすると、1マイル=1円ということになるでしょう。でも、貯めたマイルを特典航空券に交換すると、それ以上の価値を得ることができます。

1マイル=5円以上!

ANAマイレージクラブのマイルを例に取り上げます。まずは、国内線。東京~沖縄(往復)の特典航空券にマイルを交換することを考えます。

  • 交換必要マイル数(レギュラーシーズン) : 1万8000マイル
  • 往復・割引航空券(旅割) : 2万290円~

割引航空券を利用すると1マイル=約1.13円になり、電子マネー等に交換するより若干おトクになります。

国際線航空券になると、1マイルの価値がさらに高くなります。例えば、貯めたマイルを東京~ニューヨーク(往復)の特典航空券に交換するとしましょう。ANAがオススメとしているエコノミークラスの割引航空券と比較してみます。

  • 交換必要マイル数(エコノミークラス・レギュラーシーズン) : 5万マイル
  • 平日往復・エコノミークラス割引航空券(スーパーエコ割利用、直行便) : 16万8740円~

1マイル=3.37円となりました。さらに、クラスをアップグレードしてみます。ビジネスクラスではどうでしょうか?

  • 交換必要マイル数(ビジネスクラス・レギュラーシーズン) : 8万5000マイル
  • 平日往復・ビジネスクラス割引航空券(スーパービジ割21利用、直行便) : 84万8740円~

クラスをアップグレードすると、1マイル=10円となります。航空会社の提携クレジットカードは還元率が1%ですので、100円で1マイル獲得できるのであれば、還元率はなんと10%

パッケージツアーとの比較

では、特典航空券と宿泊施設を利用した場合と、宿泊施設と航空券がセットのパッケージツアーを比較してみます。検索条件はすべて以下のようにしました。

  • 航空券 : 東京~沖縄(往復、レギュラーシーズン、平日便、早朝・深夜便を除く)
  • 宿泊施設 : ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(スーペリアオーシャンサイド、朝食付き)
  • 人数 : 大人2名
パッケージツアーでは15万400円(7万5200円/人)、航空券とホテルを別々に予約すると、航空券が9万2560円(4万6280円/人)、ホテルのみを予約した場合は、7万4000円(3万7000円/人)です。パッケージツアーの方が安くなっています。

続いて、ANA VISAカード(一般カード)を利用することを考えます。年会費は10マイルコースへの移行手数料を考えると8640円(税込)です。170万円利用したとすると、入会(継続)のボーナスマイルの1000マイルと合わせると1万8000マイル(1人分の羽田ー那覇間の特典航空券)となります。先ほどの結果から、1人分の航空券を引いて計算すると航空券+ホテルで12万280円です。クレジットカードの年会費も加えると12万8920円となります。

一方、年会費無料の楽天カードで楽天トラベルを利用したとします。170万円利用した場合は1万7000円分のポイントを獲得できるため、パッケージツアーの料金から引くと13万3400円です。

4480円分特典航空券の方がおトクになりました。ただし、検索する条件によってはおトク度は変わってくるので注意してください。

特典航空券を利用する上での注意点

特典航空券が誰でも利用できる条件にあれば、迷わずマイルを貯めることをおすすめしますが、注意すべき点があります。

最近では片道でも特典航空券に交換するということも可能になってきていますが、やはり往復の特典航空券を利用したいところです。

往復の特典航空券となると、最低1万5000マイル程度は必要となります。国内航空会社のマイル有効期限は3年間。つまり、1年に5000マイルを貯められなければ、おトクな特典航空券に交換することができません。

5000マイル貯めるには、年間支払い額が50万円以上であることが求められます。飛行機を利用することが多い人なら、フライトマイルが別途加算されますのでもっと少ない金額でクリアできますが、ショッピングのみで貯めるには敷居が高い金額です。

また、お盆やお正月しかお休みが取れない人は、特典航空券で予約できない恐れがあります。特典航空券を利用できる座席数は限られていますので、ハイシーズンの席が取れないという話はよく聞きます。

以上のことを考慮して、「特典航空券を利用できないのであれば、マイルを貯める意味がない」と思う人は、他のポイントサービスを考えましょう。

とはいえ、1マイルの価値を考えても、特典航空券はかなりおトクですね。ポイントサービスを利用している人の多くが最終交換先にマイルを選ぶのも理解できます。

※1 出典:ポイ探統計情報(交換元→交換先)

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