多数の協力を得ながら仕事を成功させる
クラウドソーシングの考え方
クラウドソーシングとは、「一つの仕事案件に対し、作業やアイデアなどをインターネット上で募集し、応募してきた社外の不特定多数の人(Cloud)に、業務委託(Sourcin)する」という仕事の方法の一つです。「正社員やパートさん募集!」といった募集形態ではありませんので、ワークスタイル(働き方)というよりは、仕事の方法といった方が分かりやすいでしょう。発祥はアメリカであり、大企業の大規模なプロジェクトにおいても採用されていました。例えば、全体は大きなプロジェクトであっても、求められている作業が非常に狭義で短期、部分的である場合は、社内に高いお金をかけて研究者を雇い、一から研究してもらうより、社外の専門家や詳しい人の力を一時的に借りた方が、より高いレベルの情報を低コストで得ることができます。また、参加するパートナーも、自分の知識や経験が活かされ、かつ報酬が得られることによりモチベーションも高まります。クラウドソーシング案件に、アイデアを募集する案件が多く見られるのも、このような考え方がベースとなっているためです。
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