2009年に新築住宅を対象に始まった「長期優良住宅認定制度」ですが、2014年度から中古住宅も認定の対象になることが発表されました。

中古住宅も長期優良住宅認定へ

2014年から中古住宅も長期優良住宅認定の対象に。

2014年から中古住宅も長期優良住宅認定の対象に。

国土交通省の発表によると、リフォームなどで耐震性、省エネ性、耐久性などの性能を一定以上に高めた中古住宅を、2014年度より「中古の長期優良住宅」として認定する方針が決まったとのこと。具体的な認定基準はこれから詰めるということです。

もしリフォームした中古住宅が長期優良住宅と認定された場合、リフォーム費用の一部の助成と、併せて固定資産税の軽減なども受けられるよう検討されるようです。

それでは、今回このような制度が設けられるようになった背景には、どのような動きがあるのか見てみましょう。

 

短命な日本の住宅、その原因は?

欧米に比べ日本の住宅の寿命は短く、平成19年度の国土交通省の白書によると、日本の住宅は30年、アメリカ55年、イギリス77年となっており、アメリカやイギリスと比べ、大変短くなっています。

その原因の一つに、戦後の住宅不足で「とにかく大量に」と建てられた住宅の質があまり良くなく、傷んできたら壊してまた建てる、という形が定着し、リフォームするという考え方が浸透してこなかったこと、日本の固定資産税評価方法が、木造では築20~22年、鉄筋コンクリート造なら47年経てば、一律で建物の価値がゼロになるというしくみであることが挙げられます。

スクラップ&ビルドという悪循環

住宅が短命でスクラップ&ビルドが繰り返されると、大切な資源が無駄になり、産業廃棄物が増え、CO2の排出量が増えて地球環境に悪影響を与えるなど、良いことがありません。また、世代が交代するたびに家のローンを組むことになり、なかなか豊かな生活を送れない、暮らしが豊かだと実感できない、という悪循環を生んでいます。住宅のスクラップ&ビルドを繰り返すことは、今すぐやめなければなりません。

その悪循環を断ち切るためにすべきことは次ページで!