三島由紀夫原作の若い男女の愛と青春を描いた物語
■作品名潮騒(1975)
■監督
西川克己
■主演
山口百恵、三浦友和
■DVD販売元
EMIミュージック・ジャパン
■おすすめの理由
三島由紀夫の小説「潮騒」を原作にしたこの作品は、4回目の映画化で、ホリプロ創立15周年記念作品です。
美しい伊勢湾にある島を舞台にした、若い男女の愛と青春を描いた物語です。
■物語は……
伊勢湾の湾口にある「歌島」は、島民のほとんどが漁師か海女で生計を立てている。
母と弟のいる18歳の新治(三浦友和)は、漁師の船に乗り込み家を支えていた。
ある日新治は、村の金持ちの娘、初江(山口百恵)に出会い、二人は意気投合。
噂好きの島民から避けるために、観的哨跡を秘密の出会いの場所にする。
そして嵐の夜、お互いに観的哨跡で出会った二人は裸身になり、お互いの想いを確かめあうが、それが島民に知られることとなり……
当時17歳の山口百恵さんが演じる初江は、フレッシュながらも落ち着いた演技が光っています。
雨にうたれずぶぬれになった二人がお互いに衣服をはぎ取り、裸で抱き合うシーンは、とても健康的で思春期のきらめきが感じられるシーン。
叙情的な映像美に、若々しい躍動感が感じられる、爽やかな作品になっています。