今尚、根強いファンがいるカルト映画としても有名な作品
■作品名
『ウォリアーズ』(原題:THE WARRIORS、1979年アメリカ)
■監督
ウォーター・ヒル
■主演
マイケル・ペック
■DVD販売元
パラマウント ジャパン
ニューヨークのストリートにいる多くの若者グループは、最大の実力者グラマシー・リフスのリーダ、サイラスの召集を受け、ブロンクスの公園に集結。
その集会に、コニー・アイランドを縄張りにしているウォリアーズのメンバーも駆けつけたが。
ストリート・キッズを取材し書き上げたソル・ユーリック原作「夜の戦士たち」を基に、武骨な作風で知られてるウォーター・ヒルが監督を務めた作品です。
今尚、根強いファンがいる”カルト映画”としても有名な作品です。
地下鉄の落書きなども、治安の悪いイメージのあった時代のニューヨークが滲み出ていますし、都会の夜の見せ方が上手いんです。
ストーリーは至ってシンプル。
地元のコニー・アイランドへ逃げようとするウォリアーズと、彼らを追いかける者たちの一夜を描いています。
そのたった一夜でウォリアーズのメンバーたちが気づくことは何か?
この映画はオープニングからエンディングまでの構成が本当に見事で、男性なら「かっこいい」と思わずにはいられない作風です。
アメリカン・ニューシネマと、80年代に花盛りだったちょっとお洒落な青春映画の狭間に作られた、貴重な漢映画だと思います。