2/2 アンシャンテ　フランス紅茶と南部鉄器 [雑貨] All About

フレンチテイストのポットと紅茶缶

ビビッドなピンク色がパリっぽくエレガントな印象。
古川さんが扱っている南部鉄のカラーポットは、どれも大人っぽくフランスらしい、シックでクラシカルなデザイン。「オドゥラデメール」というブランドで展開しています。（au-dela des mers　海の彼方に、という意味だそう）。日仏の感覚がミックスされているせいか、和洋どちらのシーンにもしっくりと馴染みます。写真は昨年秋から発売されている新色のピンク。かなりくっきりとした色使いですが、テーブルがぱっと華やぎ、可憐で落ち着いた存在感があります。見ているだけでウキウキしてしまう、どこか晴れやかな気分をもたらしてくれます。このポット、意外に男性からも人気の色なんだとか。

下地の色と上色の組合せを指定した、オリジナルカラーポットもいくつか製作。こっくりとしたカフェオレ色や、瑞々しい若草色、下地にゴールドやシルバーを引いた、独特の風合いを持ったポットもあります。どのポットもわが子のようにかわいくて、それぞれに思い入れがあるという古川さん。カップ約２杯分の手頃な大きさのものから、たっぷり飲める0.8Lサイズまで、大きさやデザインも様々。また、ポットとおそろいで楽しめる、同素材のポット敷きも種類豊富なのがうれしい。使わないときは壁に掛けてオブジェとして楽しんだり、菓子皿のように使えるデザインのものもあります。

※カラーポットは、内側には錆止めが施されています。直接火にかけることはできません。お湯を入れてポットとしてお使い下さい。

カラフルだけれど優美で気品があるのは南部鉄瓶ならでは。

そして、アンシャンテでは紅茶缶も春に向けてリニューアル中。世界観をより深く表現するために、何度も試作を重ね、こだわり抜いた紅茶缶をデザインしています。ノワール（黒）とブランシュ（白）の２種類で、それぞれ４種の紅茶を入れて販売。（１缶2,520円　税込　４月中旬頃から発売）。スタイリッシュなスクエア型の紅茶缶はちょっと珍しいのではないでしょうか。
「日本の缶屋さんに頼んで、職人さんが手作りしています。缶屋さんにとっても、この形は初めてだったようで、最初は苦労しました。特筆すべき箇所は、ハンダを使わずに組んであるところ。ハンダを使うと鋭角なかたちになるのですが、錆が出やすくなるのが心配でした。これは多少、角に丸みがあるのですが、かえって手作りらしい温かみがあって、結果的には良かったと思います」。塗装も含めてひとつずつ手作りのため、1日にできる数にも限度があり、多くは作れないのだそうです。