店舗 店内
一瞬ギャラリー?と思ってしまう店構えです。

ある日、中目黒に用事があったので、目黒川沿いをふんふん歩いていました。 小さな川と清々しい緑の小道は、東京の中でも数少ない、心休まる場所のひとつです。 梅雨の合間で日差しも柔らかく、なかなかいい気分。 ちょこちょこと間を置いて、ショップやカフェが建っているのを、気ままに覗き込んだりしていると、 なんだか見たことのない建物が・・・?んん?大きな白い顔がこちらを見ています。 ギャラリーでもできたのかな?一旦通り過ぎたものの、何か気になって引き返してみました。 入り口にはやっぱり大きな白い顔。でもどこか優しそうな表情を浮かべています。 魅惑の笑みに引き込まれるように、中へ入ってみました。

ミュージアムショップのような品揃え

店内 店内
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上左:オランダ、日本、ブラジル、ラトビアなど各国から集まった服。
下左:ガラスペン、箱根の寄木細工など、日本の工芸品も。
店内に入ったとたん、以前にこんな雰囲気の場所、どこかで行ったことあるなあ、と あれこれ考えをめぐらせていると、そう、外国のとあるミュージアムショップを思い出しました。 「商品」というより、「作品」といった品揃え。たちまちほのかな緊張感。 しかし、ただ高価なもの、というわけではないよう。 伝統とか芸術とか、偉そうなことは何も言えないのですが、 本物だけに出ているオーラは誰でも感じるものです。 どれもクリエイターの意図や職人の腕をしっかりと表現しつつ、 ピリリとした捻りと遊び心があって、 思わずにっこりしてしまうようなセレクト。 昔ながらの伝統工芸品にデザインで新しい息を吹き込み、 コーディネートひとつで現代の生活にぴたりとはまるような、親しみやすさがあります。
ちなみに大きな顔の彫刻は、イギリスの女性アーティスト・Jilly Suttonの作品でした。 樹齢150年のヒマラヤ杉を4年かけて乾かし、木肌を生かした彫刻を施しています。 穏やかな微笑みとほのかな木の香りが、店内にマイナスイオンを振りまいているようでした。

お店の名前は「燕子花(かきつばた)」。ゴッホの絵の中にも、日本の屏風にも描かれ、万国共通で愛される花。日本人に親しみやすく、外国人にとっても馴染み深い花に、東洋と西洋の思いがけない出会いや共通点を感じ、 普段の暮らしの中にも、東西を超えた感性を持って取り入れて欲しい、との思いから名づけました。

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