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危機的な状況における人間の心理ドラマ「大空港」

ローマ行きの旅客航空機に男が爆弾を持ち込み爆弾もろとも自爆。爆発を受けた機体は空中分裂の危機に陥る。それが「大空港」です。おすすめの理由は、パニック映画のパターンを確立した作品、危機的な状況での人間の心理を描いたドラマです。

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パニック映画のパターンを確立した作品「大空港」

ローマ行きの旅客航空機に男が爆弾を持ち込み爆弾もろとも自爆。爆発を受けた機体は空中分裂の危機に陥る。それが「大空港」です。おすすめの理由は、パニック映画のパターンを確立した作品、危機的な状況での人間の心理を描いたドラマです。

パニック映画のパターンを確立した作品

パニック映画に分類される作品の基本的なパターンというのは、豪華客船や超高層ビル、飛行機といった巨大な箱物が何らかの原因で爆発して炎上、逃げ場を失った乗客がパニックを巻き起こすといったことが上げられます。ポセイドン・アドベンチャー、タワーリング・インフェルノといった作品が1970年代に登場したわけですが、大空港にはそれらの作品の基本パターンが全て備わっています。

迫力ある災害描写、パニックを巻き起こす人々の逃げ惑う姿、その人々を必死に助けようとする救出者たち。大空港は、このような災害時における人間の心理描写に力を入れています。

その後、大空港がヒットして続編が何作かつくられますが、初代を超える作品はありません。

危機的な状況での人間の心理を描いたドラマ

爆弾入りのアタッシュケースを機内に持ち込んだのはゲレロという男です。彼は戦争中に受けた傷のために精神に異常をきたしていました。この事実は妻からボーイング707に知らされるのですが、機内は恐怖状態へと陥ります。

機長デマレストの必死の説得や、乗客の奮戦もむなしく、爆弾が爆発していまい、機体は大きな損傷を受け、機内の気圧は急激に低下、乗客たちは酸素不足に陥ります。機長はただちにリンカーン空港に引き返します。

一方、遭難信号を受けた空港側も万全の準備体制を整えていきます。機長デマレストはこの状況でも決して諦めず、なんとか飛行機を無事に着陸させようとします。

ここに至るまで乗客や航空会社、救出チームのドラマが色々とあるのですが、特におすすめなのが無賃搭乗常習犯の老女を演じたヘレン・アイズです。このヘレンはアカデミー助演女優賞を受賞しました。彼女の演技はとてもすばらしく洗練されたものです。


■大空港
・DVD/Blu-ray発売有
・発売元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
・監督:バート・ランカスター ディーン・マーティン
・主演:ジョージ・シートン

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