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警察と麻薬密売組織の戦いを追求した傑作ドラマ

警察と麻薬密売組織との戦いをリアリティに追求して、アカデミー賞5部門を受賞した傑作のアクションドラマ。それが「フレンチ・コネクション」です。おすすめの理由は、同名ノンフィクション小説の映画化により、圧倒的なリアリズム。刑事と犯人の地下鉄でのやり取り。刑事が地下鉄に乗って逃亡する犯人を自動車で追跡するシーンです。

投稿記事

アカデミー賞5部門を受賞した、圧倒的なリアリズムの作品
『フレンチ・コネクション』

■監督
ウィリアム・フリードキン
■主演
ジーン・ハックマン ロイ・シャイダー フェルナンド・レイ
■DVD/Blu-ray発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

1971年製作、警察と麻薬密売組織との戦いをリアリティに追求して、アカデミー賞5部門を受賞した傑作のアクションドラマ。それが「フレンチ・コネクション」です。おすすめの理由は、同名ノンフィクション小説の映画化により、圧倒的なリアリズム。刑事と犯人の地下鉄でのやり取り。刑事が地下鉄に乗って逃亡する犯人を自動車で追跡するシーンです。

同名ノンフィクション小説の映画化

原作はロビン・ムーア。グリーン・ベレーや黄金伝説で知られるベストセラー作家です。フレンチ・コネクションは実在するニューヨーク市警察本部薬物対策課2名の刑事が行った麻薬組織との戦いをモデルに描いた作品です。

映画では、エドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソという実在する刑事がアドバイザー役や上司として参加していたこともあり、撮影場所も刑事が事件捜査の時に巡った場所で、徹底的にリアリズムが追求されています。

また、逃亡中の犯人を追跡するために警察手帳を見せて、一般車を借りるシーンは世界中の刑事ドラマに受け継がれています。

刑事と犯人の地下鉄でのやり取り

犯人追跡中に、地下鉄の駅に犯人が逃げ込んで、それを刑事が追いかけるシーンがあるのですが、刑事は地下鉄に乗った犯人と同じ電車に乗り込みます。ところが発車直前、頭の良い犯人は地下鉄のドアを傘で挟み、閉じようとしていたドアを開けます。刑事は犯人が降りると思ってすぐに列車から降ります。けれども犯人は地下鉄に乗ったまま。ドアが閉まり、それを見ていた刑事に手を振って見事に振り切ります。

このシーンがとても鮮やかで、悔しがる刑事がとてもリアルです。

刑事が地下鉄に乗って逃亡する犯人を自動車で追跡

地下鉄で逃亡した犯人。手段を選ばない刑事はこの地下鉄を高架下から車で追跡します。地下鉄の速度が時速80キロ。車が時速130キロ前後で飛ばせば、理論上は追いつくわけですが、サイレンを鳴らしながら逆走している車のシーンはカーチェイス作品としても超一級品です。

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