バスへの一斉射撃シーンが衝撃的! 『ガンドレット』
■監督クリント・イーストウッド
■主演
クリント・イーストウッド ソンドラ・ロック バッド・ヒングル
■DVD/Blu-ray発売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
ある事件の証人護送を命じられた刑事と事件のもみ消しを企む警察上層部のスリリングな対決を描いた傑作アクションがガントレット。おすすめの理由は、全てがここに繋がる物語となっているバスへの一斉射撃です。
衝撃の展開!バスへの一斉射撃
ガントレットを見たどの視聴者も必ず覚えているのが、このバスへの一斉射撃です。左右に綺麗に配置された何百人の警官が銃を構え、バスへと一斉に射撃を行う。その銃弾の数はなんと数千発以上。なぜ、このようなシーンが撮影されたのか。理由を考えるわけですが、このシーンが必要だったから撮影したのではなく、このシーンが最初に浮かんで1番撮影したいからそれように脚本が作られたのではないかと考える方が自然です。それだけ最後のバスへの一斉射撃は凄いです。
バスへの一斉射撃に至る経緯
主人公のベン・ショックリーは刑事です。あるとき、裁判で重要な証言を握っている証人護送を命じられました。証人はソンドラ・ロックという若い娼婦。ところが、その護送任務そのものが罠で、二人はギャングや警察からも狙われるようになります。事件の黒幕には警察上層部が関与しており、事件そのものをもみ消そうとして、彼が証人護送をするのは止めさせようとします。国境前や、貨物列車で襲われたりするなど、数々の危険が迫るのを二人は何とか避けて、バスにのってフェニックス市庁舎前のメイン・ストリートに到着します。
タイヤを狙わない同僚の警察官、そして感動の最後
バスへの一斉射撃が開始されて、何百発の弾丸がバスへと飛弾します。それでもバスはゆっくりと走り続け、二人はバスの中で隠れながらもその銃撃に耐えます。どうしてタイヤを狙わないのか。どうしてバスそのものを止めないのか。不思議に思うことでしょう。しかし、それは最後を見ればわかります。ちなみに一斉射撃の前に黒幕がガントレット(なぶり殺し)とタイトルを口にします。