お約束の様々なスパイ道具を駆使して繰り広げられる戦い
■作品名007 死ぬのは奴らだ
■監督
ガイ・ハミルトン
■主演
ロジャー・ムーア、ヤフェット・コットー、ジェーン・シーモア
■DVD/Blu-ray発売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
007シリーズ第8弾「007 死ぬのは奴らだ」は、ジェームズ・ボンド役がショーン・コネリーからロジャー・ムーアに変わった分岐作品です。おすすめの理由は、ロジャー・ムーアの演技。数々の秘密兵器。そして、ポール・マッカートニーの主題歌です。
ロジャー・ムーアの演技
ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンド役を射止めたのは46歳。ショーン・コネリーから引き継いだロジャー・ムーアはここから1970年代の作品全てのジェームズ・ボンド役となります。ショーン・コネリーが演じるジェームズ・ボンドはアクションに魅せるといった割とハードだったのですが、ロジャー・ムーアになると、そのハードな部分が削られて、ユーモア溢れるジェームズ・ボンドに。
また、女性に受ける甘いマスクも特徴で、お約束のシーンでも色気を感じさせてくれます。
数々の秘密兵器
今回のストーリーはカリブ海の島国、サン・モニークでイギリスの情報部員が相次いで殺害されたことがきっかけとなり、ジェームズ・ボンドがそのサン・モニークの大統領調査を始めます。007シリーズのお約束として様々なスパイ道具が出てきます。
今回、面白いのはロレックスの腕時計・サブマリーナです。これには強力な磁石とベゼルが丸鋸に仕掛けが施されていました。他にも、ヘアブラシ型無線機、盗聴探知機、サメ退治用圧縮ガス弾など。
シリーズでよく登場する秘密兵器といえばボンドカーなのですが、今回、ボンドカーそのものは出てきません。かわりに、二階建てバスや、モーターボートを奪って激しいカーチェイスを繰り広げます。
特にモーターボートで陸地を滑走して道路を突き進んだり、ジャンプしたりするシーンが面白いです。側で警官が見ているのですが、その唖然とした表情が笑えます。