フォーマルデザインをカジュアルに
何連にもなるこのネックレスは、1950年代にはパーティや観劇などのフォーマルスタイルに用いられたものですが、ドロップポイント(自分の首の後ろにもってくるアジャスター部分)を横や真下にもってくることでパンツルックなどでもサマになってしまうお洒落度の高いデザインのヴィンテージジュエリーです。チェリーレッドとシルバーのバイカラーのオペラサイズのネックレスで、以前Tシャツのコーディネイトで紹介したグリーンとパールの多連のものはこのネックレスの色違いです。
(オープンネックのコーディネイト ロングタイプ)
最長にするとロングロープサイズにもなるこのネックレスを5連にして、普段使いのネックレスにコーディネイトします。
カラーのインパクトも5連というボリュームもありますが、ボトムには細身のパンツなどを合わせて、颯爽としたメンズ的なコーディネイトに合わせても、このネックレスが女性らしさを演出してくれます。
ヴィンテージのコスチュームジュエリーなどは「フォーマルに着こなすもの」と考えがちですが、カジュアルな装いに合わせてもそのデザインの良さを損なうことなく、返ってそのデザイン性の高さが活かされ、身につけている人のファッションセンスもあげてくれるアイテムです。
特に、コスチュームジュエリーデザイナーの代表となるミリアム・ハスケルの作品は、遊び心やコーディネイトのアレンジのしやすさも考え抜かれたデザインなので、今のファッションにも取り入れたいアイデアがたくさんあります。
彼女の作品をみて、コスチュームジュエリーのコーディネイトを楽しんで欲しいですね。