動き回る被写体をしっかりとらえる超ワイドなオートフォーカスエリア
レンズマウントはキヤノンEFマウントを採用。そのサイズからボディのコンパクトさもうかがい知れる
APS-Cサイズ・有効1800万画素のハイブリッドCMOS AF IIセンサーを搭載
また、X7はスペックなど中身もX7iとは大きく異なっています。特に注目すべきポイントは、撮像センサーに「ハイブリッドCMOS AF II」の採用です。X7iに搭載されている「ハイブリッドCMOS AF」の進化版で、従来は撮像面の約30%ほどしかなかった側距エリア(オートフォーカスが作動するエリアのこと)が、ほぼ全面に近い約80%まで拡大しているのです。
これまでは被写体を画面中央に捉えて追い続けないとキレイにピントが合わなかったのが、X7ではライブビュー液晶画面に捉えている限り、ピントを合わせ続けてくれるのです。
Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM レンズ単体価格は3万7800円
これは動き回る子どもやペットの静止画撮影はもちろん、動画撮影でももちろん有効。不用意にカメラを動かす必要もなくなるので、安定した画面にも貢献します。さらに最新の標準ズームレンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」は、高速レスポンスで静かなオートフォーカス駆動を実現するステッピングモーターを採用。ハイブリッドCMOS AF IIを搭載したX7との相性も抜群です。
光学ファインダーもこだわりの設計
エントリークラスではかなり高倍率の0.87倍光学式ファインダー
一眼レフで撮影する大きなメリットのひとつが、明るくて見やすい光学ファインダーの装備です。動き回る被写体もしっかりとらえ続けることができ、シャッターチャンスを逃すこともありません。コンパクトサイズだけを追求するならミラーレス一眼という選択肢もありますが、やはりこの光学ファインダーにこだわるユーザーも少なくありません。
タッチパネル液晶の採用で、タッチシャッターの設定も可能。被写体や撮影スタイルに合わせて使い分けられる
またX7はエントリー向けながら、光学ファインダーの設計にもこだわりを見せています。視野率は約95%、倍率は約0.87倍と、同クラスのエントリークラス一眼レフに比べて視野率も広く、倍率も大きくなっています(X7iは約95%、0.8倍)。タッチパネル液晶モニターを使用するライブビュー撮影との併用で、さまざまな撮影シーンに対応できます。
次のページでは、クリエイティブな撮影をサポートする機能について説明しましょう。