京都の盆菓子はうちわの形
うちわの形をした京都の盆菓子
日本にはご先祖様を敬い、家にお迎えする、お盆の行事があります。お盆には、キュウリの馬と、ナスの牛、蓮の葉に刻んだ野菜を盛った水の子など、色々な食べ物をお供えするのが一般的ですね。お供え物は地域や家庭によっても違いますが、京都では盆菓子として白雪羹(はくせんこう、落雁)をお供えします。その他にもうちわの形をした可愛い盆菓子があります。最中のような皮の間に餡やゼリーが挟んである麩菓子です。とても夏らしくて可愛いお菓子ですよ。家で最中の皮を作るのは大変なので、お盆にはうちわの形のクッキーを作って、ぜひお供えしてくださいね。
うちわ型米粉クッキーの作り方
材料:米粉 80g、コーンスターチ 35g、砂糖 25g、バター 25g、卵 半分
粉以外の材料を合わせます
1. 常温に戻したバター、卵、砂糖を合わせ、よく混ぜます。
米粉、コーンスターチを加えます
2. 米粉とコーンスターチを合わせ、よく混ぜます。
一塊になったら冷蔵庫で寝かせます
3. 生地をこね、一塊になったら食品用ラップで包み、冷蔵庫で30分寝かせます。 固さは卵の量で調整してください。
薄くし過ぎないでください
4. 生地を薄く伸ばします。米粉は小麦粉のような粘りがなく崩れやすいので、薄くなり過ぎないように気を付けてください。
崩れやすいので取扱いに気を付けてください
5. 丸いクッキー型又はコップなどで生地を丸く抜いてください。
クリアファイルにうちわの模様を描きます
6. ステンシル型を作ります。クリアファイルを丸く切り取り、うちわの模様を描きます。黒く塗りつぶした部分をカッターナイフで切り抜きます。
軽くはたいてください
7. ステンシル型をクッキーの生地の上にかぶせます。そして刷毛の先にココアを付け、ステンシル型の上から軽くはたきます。
崩れやすいので、そっと動かしてください
8. ステンシル型を外して、180℃に熱したオーブンで8~10分程焼きます。
押さえ付けないでください
9. クッキーが冷めたら、裏面にこしあんや固いゼリー菓子など、粘性のある物をのせ、2枚のクッキーで爪楊枝や黒文字をそっと挟みます。
うちわ型のクッキーです
10. 完成です。
盆菓子と一緒にお供えしましょう。
お盆にお供えしてくださいね。
米粉のクッキーはとても繊細で、控えめな甘さと、口の中でほろほろと崩れる食感が楽しいお菓子です。ぜひ盆菓子と一緒にうちわ型クッキーもお供えしてくださいね。