独ニュルブルクリンクで鍛えた走りと充実した安全装備
ボディサイズは4680mm×1805mm×1415mm。ホイールベース2775mm。車両重量1580kg
ブレンボ製の高性能ブレーキが与えられたことで、制動性能にも不安はありません。上級の「Performance」には、よりトラクション性能を高めるLSD(リミテッドスリップデフ)まで標準装備されることにも驚かされます。このように走ることに大いにこだわって開発されたクルマなのです。
センサーとして、フロントとリアにカメラ1個ずつと超音波センサーをそれぞれ4個ずつ、さらにフロントに2個の短距離レーダーと1個の中~長距離レーダー、リアに3個の短距離レーダーを搭載するなど非常に充実している
機能についても、「オートマチック ブレーキ」、「アダプティブ クルーズ コントロール」、車線逸脱を警告する「レーン デパーチャー ウォーニング」、駐車場から後退した際に横切る車両の接近を検知すると警告で注意を促す「リア クロストラフィック アラート」、となりの車線を走る後続車の存在を知らせる「サイド ブラインドゾーン アラート」、衝突の危険が検知され、ドライバーが適切な行動を取らなかった場合に必要に応じて全車速域で自動的にブレーキをかける「オートマチック コリジョン プレパレーション」などと非常に充実しています。
「Performance」、「Luxury」とも本革シート、フロントシートヒーター、フロント10ウェイパワーシートが標準装備。さらに「Performance」のみ運転席2ウェイ パワー サイドサポートとフロントシート 2ウェイ マニュアル サイサポートが付く
これだけの内容をひっさげた、誇り高きキャデラックブランドの一員でありながら、比較的控えめな価格設定となっているコストパフォーマンスの高さも魅力です。ドイツ勢の圧倒的に強い日本のDセグメント市場において、ATSは一矢報いるクルマとなりそうです。