加入者プロフィール
毎日通勤で車を使っています
40代女性、Sさん
使用エリア:愛知県
使用頻度:毎日通勤で(片道16キロ)
運転歴:25年
事故歴:なし
週末と平日仕事で時々車を使っています
40代男性、Mさん
使用エリア:関東圏
使用頻度:週末と平日に仕事で時々
運転歴:25年
事故歴:3回(いずれも単独事故)
「保険会社は関係ない」が合い言葉?!
今回インタビューに応じてくれたお二人の共通項は「保険会社は関係ない」でした。つまり、窓口となる代理店を信用して選んでいるので、保険会社は気にしないとのこと。基本的な補償はどこの保険会社でも大差がないという認識なのです。こういった理由で自動車保険に加入している人が大半ではないでしょうか。自動車保険は、「賠償責任保険(対人・対物)」「傷害保険(人身傷害保険、搭乗者傷害保険)」「車両保険」という3つの補償で構成されています。これら基本補償については各社でほとんど差がないため、どこで加入しても自動車保険に求める機能としては十分です。
最低限の機能が同じであれば、どういった要素で自動車保険を選ぶのか?というと、今回のお二人は「代理店」が理由となりました。自動車保険を選ぶのではなく「窓口となる代理店を選ぶ」、といった方が正しいでしょう。その代理店選びも電話帳などで探して選ぶ人は少なく、車を買ったところや知り合いの代理店、勤務先などで加入するケースが多く見られます。
ディーラーは、“ワンストップ”で便利
愛知県に住むSさんは、何がなんでもディーラーで加入する派。車を買ったところで自動車保険に入ることが必須のSさん
自動車保険は、戦後のディーラーや整備工場の広がりと共に普及してきました。その背景から車を買ったところで自動車保険に入る、車検をお願いしている整備工場で自動車保険に入るという習慣があります。事故を起こしてしまった時に、自動車をレッカー移動したり修理したりしてもらうディーラーに自動車保険もお任せできれば便利です。自動車保険を取り扱う保険会社は、各社独自で整備工場との連携しているので事故の際「整備工場難民」になることはないのですが、Sさんのような場合は「買ったディーラーや知っている整備工場」が決め手になっています。
Sさん:「保険の各種手続きから事故の際のフォロー、日頃の車のメンテナンスまでワンストップで任せることができるディーラーは、自分のライフスタイルには欠かせません。ディーラーに、というよりそのディーラーにいる担当者が窓口であることが重要なんです」
「聞きやすい、話しやすい」が重要
家族も含めて気軽に話しやすいことが代理店選びの基準のMさん
Mさん:「妻の友人が勤めていた代理店にお願いしたのがきっかけでした。その前は両親がお世話になっていた代理店でした」
こういった加入のきっかけはよく聞きます。Mさんが代理店にお願いする理由は「聞きやすい、話しやすいから」です。Mさんが話しやすいというのは、自分だけでなく家族も顔見知りで話しやすいという意味。つまり、何か代理店に用事がある場合に家族に「聞いておいて!」といった感じで、気軽に頼み事ができるということです。
Sさんの場合もそうですが、家族や自分の「お抱えのプロ」がいるという気軽さと安心感が代理店型を選ぶ人の特徴的な理由と言えそうです。
次のページでは「代理店型のメリット・デメリットは?」を紹介します