土湯温泉郷の旅館
土湯温泉郷で高級旅館といえば、温泉街入口に位置する辰巳屋山荘里の湯があります。しかし、二番手以降の宿は諸説あって定説が無いようなので、ここではお湯に焦点を当てて宿を紹介して行きたいと思います。土湯温泉中心部の宿でお湯を特筆出来るのは、山根屋です。共同浴場が中の湯という名前で、付近には下の湯という足湯もあるので、当然、上の湯もあるはずですが、その上の湯があるのが山根屋なのです。上の湯は泉質も素晴らしい素朴な小浴場になっています。もちろん、大浴場、中浴場も完備しており、そちらには別源泉の重曹泉が満たされています。こちらの湯も、温泉好きがアブラ臭と呼ぶ芳香を感知するもので、温泉好き納得の湯と言えます。昔は日帰り入浴可能でしたが、今では温泉協会の公式ページを見る限り、日帰り可能宿になっていないのは大変に残念です。
奥土湯温泉地区では、素朴な秘湯風情と複数の泉質の湯が楽しめるのが、不動湯温泉白雲荘です。奥まった場所にあるので、1から3月の冬季は休業します。
土湯峠温泉郷エリアはどこも名湯揃いなので、敢えて宿の施設が立派そうな所を挙げると、野地温泉ホテルと鷲倉温泉の二軒が宿として断然立派です。
土湯温泉郷の入浴施設
温泉街中心部に共同浴場の中の湯がありますが、付近に駐車場がありません。駐車場完備の施設としては、温泉街手前のサンスカイつちゆに「こけし湯」という浴場があり、共同湯並の料金で入浴する事が出来ます。お湯はどちらもかけ流しで、クセの無い単純温泉です。次ページでは、土湯温泉郷の観光スポットをご紹介します。