アンケート方式で「炊き分け機能」をフル活用
象印マホービン・極め羽釜 南部鉄器【NP-WS10】
コンパクト&スタイリッシュな炊飯器の人気に逆行し、浅く広い釜で高級炊飯器に新風を吹き込んだ「極め羽釜」も、2013年でいよいよ4代目。今までも確実に進化をしてきましたが、今年もさらなる進化を遂げました。それでは、新機能を中心にお伝えします。
ご飯の炊きあがりをカスタマイズしていける「わが家炊き」
『わが家炊き』キーを押すと、前回の炊きあがりについて「かたさ」と「粘り」について、3段階の評価から選ぶ画面になり、回答していくと調整をしてくれる
最初にご紹介したいのが、注目を集めている「わが家炊き」メニュー。炊飯前に、前回の感想を聞いて炊きあがりを調整してくれるアンケート機能です。『わが家炊き選択』のボタンを押すと、前回の炊きあがりについて「かたさ・粘り」の2項目の評価をそれぞれ3択で答える画面が表示されます。その答えに応じて「かたさ・粘り」を再調整して炊いてくれるという訳です。
そもそもたくさんの炊き分けメニューが搭載されているが、全て使いこなすのは難しいのが現状
従来であれば、炊き分けメニューで「しゃっきり・ふつう・もちもち」などから選んでいたのですが、炊き分けメニューが増えれば増えるほど、結局使わないモードが出てしまうもの。しかし、このアンケートに回答していけば、最大121通りの中から最適な炊き方を選んでくれるというから、頼もしい限りです。このような仕組みがあれば、自分では設定しないモードも使えるようになり、マシンの性能を最大限生かせると感じます。これからの家電は、この手のナビゲート機能が標準になるかもしれませんね。
ちょっと戸惑うのは、これから炊くという時に「前回の炊きあがりについてどうだったか?」について回答するというタイミング。前回の評価なので、かたかったと思った場合は「かたい」を選べばよいのですが、ついつい「この前はかたかったから、今度はもっとやわらかくして欲しい」という意識が働き、要望として「やわらかい」を選んでしまいそうになること。もしかしたら「もっとやわらかく」「このままで良い」「もっとかたく」という選択肢の方が、直観的に選べたのかも……と思った次第です。