服がたくさんあっても選びやすい収納法
「わが家のクローゼットは特別な収納ではなく、ごく一般的なものだと思います」、と言う黒田さん。幅90センチほどのクローゼットには、約190着の服をしまっているとのこと。服を詰め込んでいるようには見えないのですが、実は奥行があるので前後2列にしているのだそうです。手前側にはオンシーズンを、奥側にはオフシーズンの服をしまって、空間を無駄なく使いこなすことで収納力を上げています。服はたくさん持っているのに、その日のコーディネートに迷ってしまい、結局はいつも同じような服装になるという悩みをよく耳にします。その原因は、「手持ちの服には1軍と2軍があるから」と、黒田さんは言います。「いちばん着たい1軍服に、そこそこの2軍服を合わせようと思っても、上手くいくことはありません」とのこと。そして、2軍服を活かそうとして次々と服を買うから、数は増えてもコーディネートは増えないという悪循環になるというわけです。
では、自分に合う服だけに絞り込むにはどうしたら良いのでしょう。黒田さん自身も、服のランク付けをして意識を高めるようにしているそうで、着る回数が減ったことがひと目で分かるように、最後に着た日をラベルに書いて貼ってある服がありました。自分のライフスタイルに合わせて着たい服だけを残すには、クローゼットの中身を見直す作業が欠かせないようです。
服を通して自分が理想とする姿を描くという黒田さん。「何か決断をするときに迷わなくなると、すぐに行動できるから時間が効率よく使えます」と、クローゼットの整理は生き方にまで通じるのだそうです。
素敵な笑顔の源となっている、2児のママとしての暮らし。子どもたちの持ち物の整理法もご紹介します。