今回は、様々なデザインや材質の商品をご紹介しながら、「木製か金属製か?」「玄関ドアだけ浮いてしまわないようにチェック!」「ピンとくる組み合わせの見つけ方」など、玄関ドアのリフォームで家をグレードアップさせるコツについてお話しします。
木製玄関ドアは温かみと重厚感が魅力
木製ならではの温かみ、素材感、重厚感のある玄関ドア。家のグレード感も大きくアップ。
(木製サッシ、ドアの製造販売の「ユダ木工株式会社」施工事例より)
上は木製玄関ドアの写真です。木製玄関ドアの良さは何と言ってもその温かみと味わい深さ。本物の木特有の重厚感は、家に落ち着きとグレード感を与えます。
木製だからといって必ずしも火に弱いというわけではありません。気密性・断熱性の高い木製ドア、防火地域で使える商品もありますので、性能チェックも忘れずにしておくようにして下さい。
木という天然素材だからこそ、日ごろのお手入れがとても大切なポイントとなります。美しいまま長年保たせるならメンテナンスは5年程度を目安に行なうようにすると良いでしょう。季節感のなかで表情を変える経年変化を楽しむのも、面白いですね。
また、風雨や日差しという過酷な自然からドアを守るために、庇(ひさし)を大きくするなどの工夫をしておくと、優しくゆっくりとその表情に歳を重ねていってくれるでしょう。
家の各部位のリフォームの「しどき」については、「サイクル表で工事時期を見極める」で「表」にしてありますので、ご覧になってみて下さい。
金属製玄関ドアはメンテナンスの容易さとデザインの豊富さ
グッドデザイン賞受賞のアルミ製玄関ドア。LED入りイルミネーションガラスが美しい。
(アヴァントス イルミネーションガラス ブルー「トステム」)
上は金属製玄関ドアの写真です。金属素材の良さは、まずメンテナンスにあまり手間がかからないこと、そして豊富なデザインが揃っている点でしょう。中には一見は木にしか見えないという木調デザインなどもあります。
以前までは、白色、ブロンズ、黒色が主流でしたが、最近ではメタリック色、原色を使ったモダンなデザインにも人気が集まっています。
但し、金属製玄関ドアは冬場に結露しやすいので、断熱性能の高いものを選ぶことと、玄関ホールの換気に注意して下さい。
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