メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

新型GLクラスはメルセデスとアメリカン風の良さを融合

2代目にスイッチしたメルセデス・ベンツGLクラスは日本では扱いにくい巨体には間違いないが、パワフルな走りと広大なラゲッジスペースに加えて、大人が3列目まで無理なく座るというほかにはない個性が光る。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

大人が3列目まで余裕で座れるフルサイズSUV

メルセデス・ベンツGLフロント

GL550 4MATICの価格は1290万円、新設定のGL63AMGは1750万円。「ファーストクラスSUV」を名乗るにふさわしい内・外装と洗練されたパワフルな走りが魅力だ


2006年に誕生した初代以来、2度目のフルモデルチェンジを受けたメルセデス・ベンツGLクラス。初代GLクラスは、全長5110×全幅1955×全高1840mmとフルサイズSUVにふさわしい堂々たる体躯で北米市場をメインターゲットに据え、世界で20万台以上が売れたという。

2代目となるGL550は全長5125×全幅1935×全高1850mmで、15mm長く、20mm狭く、10mm低くなったが、巨大なサイズ感は変わっていない。

グレードバリエーションは、4.7L V8直噴ツインターボを積むGL550 4MATIC、新設定された5.5LのV8直噴ツインターボを積むGL63AMGの2本立てになっている。ステアリング位置はともに左。

メルセデスSUVの王者らしい風格

メルセデス・ベンツGLリヤ

5つのミリ波レーダーとカメラを使った「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備し、車両の周辺を把握するのに便利な「360度カメラシステム」、「アクティブパーキングアシスト」を装備している


大型フロントグリルが目を惹くフロントマスクは、最新のメルセデスの顔つきで、従来よりも洗練されているが、迫力の方が勝っている印象。さらにAMGエクスクルーシブパッケージを選択すると、大型エアインテークを備えたフロントバンパーや前後大型オーバーフェンダー、LED照明付ステンレスランニングボードなどが迫力をさらに倍増させる。

次ページは、走りについて。
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