小雨ふる谷根千でうなぎ屋さんをさがして歩く(4ページ目)

とてもおいしいうなぎ屋さんにたどり着いた

実は、Yくんは今回の散歩でも蕎麦が食べたいと言うのではないかと、蕎麦屋の下調べはしてきたのだが、うなぎだとは、驚いた。でも、こういう行き当たりばったりの散歩がいい。なんだか新鮮だ。

不忍通りをよみせ通りへ戻る。そしてYくんはいよいよ、本気でうなぎ屋さんを探しはじめる。前回の浅草散歩でもそうだけれど、いざさがしてみるとなかなか見つからないものだ。と、Yくんが「あれはそうでしょ」と指差した。そこには「う」という文字の看板。行ってみると、たしかにうなぎ屋さんなのだけれど、めちゃくちゃ高そう。

で、あちらこちらをさまよいながらやっとみつけたのがこちら。よみせ通りにある「鰻の山ぎし」さん。

いやぁ、自分ひとりできたら、絶対に見つけられなかったお店だ。リーズナブルな価格で鰻を食べさせてくれる。そして、メニューには「鯉のあらい」とあったのを見たYくん。「食べたことないんですよ」というので注文した。
Yくん人生初の鯉のあらいは酢味噌でいただいた。「あっさりしてますね」とYくん。人生初の鯉のあらいがおいしいものでよかったと思う。そういえば、きょうはあちらこちらの池で鯉が泳いでいるのを見たなぁ。
そして、鰻定食の「きく」（1850円）をいただく。いやぁ、本当においしゅうございました。前回、今回とＹくんが選んだお店は、ネットへの投稿は少ないのだけれど、次から次へとお客さんがやってくる人気店だった。

この定食を食べながら「前よりたくさん歩いたね」とYくんに言うと、「そうですか？」と意外そう。今回すでに4km以上歩いているけれど、疲れたと言わないYくん。前回は2km弱で「久しぶりにたくさん歩きました」と言っていたのを考えれば、ずいぶんと散歩に慣れてきたんだね。

再び谷中銀座をとおり、日暮里駅方面へ歩く。雨はあがっていた。佃煮を売る中野屋さんで買い物をして、駅へ向かった。

【関連サイト】
鰻の山ぎし

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