銭湯を巡る散歩

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後ろにわずかに残る銭湯っぽい建物
もともと、知らない街を散歩して銭湯に入るというのが、僕の趣味であった。
大学生のころは友人たちと盛んにそういう散歩をやったものだ。
本当は行き当たりばったりで銭湯の煙突を探しながら歩くのがいいのだが、さすがに今回の散歩は事前に下調べをして出かけることにした。
グーグルの地図検索で、谷中、根津、千駄木地域を検索してみるといろいろな銭湯が出てきた。といっても昔に比べれば数は少ない。
とりあえず、いくつか銭湯のある西日暮里からスタートすることにした。
最初にたどりついたのは、西日暮里4丁目にある富来浴場さんである。

銭湯といえば高くそびえる煙突が目印だったが…

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こういう煙突を探して歩くのも楽しい
銭湯を探しながらの散歩といえば、昔は煙突を探したものだが、今は高いビルなどがあり、なかなか煙突を探すのは難しくなっている。
昔は銭湯というと神社のような唐破風屋根の玄関が特徴だったが、最近はそういうところはだんだんに減っている。
ここ富来浴場さんもコインランドリーなどができていて、のっぺりした壁になっていた。暖簾があることでかろうじて銭湯だとわかる。
その裏側には堂々たる古い煙突があって、それが銭湯であることの証のように建っていた。煙突には「とぎ湯」と書かれていた。

廃業する銭湯に淋しさを感じた

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今はコインランドリーだけになってしまっている。
尾久通りに出て、西日暮里2丁目にある「ほまれ湯」を探す。
グーグルマップによればこのあたりなんだけれどなぁ。
これからウォーキングを始めるのだろうか、柔軟体操をしている初老の男性がいたので、聞いてみた。
すると、ほんの最近までここが銭湯だったと指さす。その先にはコインランドリーがある。
なるほど、銭湯はどんどん減少しているのだなぁ。
いまのうちに入っておかないといけない。
あらためて銭湯散歩をもっといまのうちにやるべきだと感じた。

西日暮里駅から谷中、根津、千駄木地域の銭湯を訪ね、田端まで。