ホーチミン/ホーチミン基本情報

ホーチミンの気候(2ページ目)

ベトナムは南北に長い国土を持つ国です。地域によって年間の気候が異なり、北部では季節があるところも。一方南部ホーチミンは東南アジアらしい気候で、年間を通して乾季と雨季のみ。平均気温も30度を下回ることのない、まさに常夏の国となります。

古川 悠紀

執筆者:古川 悠紀

ホーチミンガイド

旅行のおすすめシーズン

season

ゴシック、コロニアル建築が随所に見られる

ホーチミン旅行のおすすめシーズンはガイドの見解だと12月もしくは2月、3月ですね。12月は雨季と乾季の境目で、滞在期間中毎日スコールに見舞われることはほとんどないでしょう。また、雨上がりのあとは過ごしやすい気温になるので、外出には最適です。

一方2月、3月は乾期のピークとなるので、雨の心配はなく、観光巡りを思う存分楽しむことができます。学生旅行のシーズンでもあるので、ホーチミン市街地では日本人の姿もよく見かけます。

ただし、この期間はベトナムではお正月に当たります。テトと呼ばれる行事で、旧暦で数えるため毎年日付が変わります。テトの前後5日間くらいは大抵のショップは休業していますし、大晦日と元日はどこの公的機関、政府機関もお休みとなります。観光を思ったように楽しむことができませんので、その年のテト期間は事前に確認しておき、旅行日程とかぶらないようにしましょう。

乾季の過ごし方

dry season

乾期は青空が1日広がり、厳しい日差しに

street

散策、ショップの梯子も

乾季は1日中厳しい日差しとなります。紫外線の量は日本よりも3倍から5倍強いと言われていますので、紫外線、日焼け対策は怠らないようにしましょう。観光としてはホーチミン散策はもちろんのこと、郊外もおすすめです。クチ、タイニン、ブンタウ、ムイネーなど、晴れているからこそ楽しめる郊外スポットを検討してみるのも。

雨季の時期にも言えることですが、 ホーチミンを散策する際は水分補給を怠らないようにしましょう。ホーチミンはカフェが至るところにあるので、疲れてきたら休憩して落ち着いてください。

 

雨季の過ごし方

museum

博物館で教養を高めるのも

スコールの嫌なところは「いつ雨が降るか分からない」ことです。テレビの天気予報を見ても、とりあえず雨マークといった風ですし、何の前触れもなく突然降りだすことがしばしばあるので、思うように観光できないこともあります。ただし、ホーチミン市内は博物館がたくさんありますので、雨に降られたときはインドアスポットに切り替えましょう。

market

屋内市場で過ごすのもおすすめ

また、雨上がりは湿度が高くなり、蚊が大量発生するので、虫よけスプレーやムヒは必需品となります。

ベンタン市場やビンタイ市場など、屋内型市場もホーチミン市内にはいくつもあります。買い物好きの女性ならば、長時間雨に降られても、ここで時間潰しができるのではないでしょうか。

 

shopping center

ショッピングセンターで時間を潰すのも

ここ数年でホーチミン市内中心にいくつものショッピングセンターがオープンしました。ブランドショップやお土産ショップ、ミニスーパーなど、見て回るだけで楽しめるので、退屈することがありません。レストラン街もしくはフードコートも必ずありますので、有意義な時間を過ごすことができます。 

 
spa

極上のひとときを

雨季の時期はスパもおすすめです。日本では普段味わう機会はあまりないかと思います。アロマオイルを贅沢に使った高級スパ&マッサージは、ホーチミンだからこそリーズナブルに満喫することができます。

雨季は一般的にローシーズンとなりますが、観光の方法やスコールをやりすごす方法さえ知っていれば、それほど残念に思うこともないでしょう。乾季には乾季の、雨季には雨季の過ごし方をよく覚えておくことが、ホーチミン旅行を楽しむコツとなります。
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