歴史ロマンを感じられる、新市町へ
福山市内から国道486号線を北西に進むと、新市町にいたります。ここには、歴史ファン必見の神社と城跡があり、福山市内を含めて歴史ドライブが楽しめます。
「吉備津神社」は、備前一の宮の格式を誇る神社で「いっきゅうさん」の名で親しまれている奈良時代の創建とされる古社です。
重要文化財に指定されている社殿は、江戸時代の初めに福山城主水野勝成が造営。
本殿の背後には、洞窟があり、京都の石清水八幡宮を開創した僧行教が修業を行った霊場とされます。
また、「吉備津神社」と芦田川を挟んで標高191mの通称城山の山頂部には、戦国時代の城址「相方城跡」が残ります。
急峻な山上にあるため、大規模な破却を受けず、石垣や曲輪群が良く残されています。戦国から近世への過程の城址として貴重な文化財です。
新市町には、素盞嗚神社や春日神社、天神社、良神社、大上権現社などの神社が密集しています。
吉備津神社との関係から何か特別な宗教的な境界線が存在していたのかもしれません。そんな歴史ロマンを感じられる場所です。
新市町をめぐったら福山市に出て、「福山城」を見学しましょう。日本における近世城郭円熟期の代表的な遺構であり、日本名城100城のひとつでもあります。
新市町の「相方城跡」の縄張りと比べてみるのも面白いものです。
■吉備津神社
住所:岡山県岡山市北区吉備津931
電話番号:086-287-4111
受付時間:8:30~16:30(祝日 ~17:00)
アクセス:www.kibitujinja.com/traffic/
HP:www.kibitujinja.com/
※データは記事公開時点のものです。