角松敏生の『SHE IS A LADY』
角松敏生の『SHE IS A LADY』をオススメします。元々ヴォーカリスト兼ギタリストとしてデビューし、それまで「歌入り」の作品しかリリースしていなかった角松氏が初めてギタリストとしての一面を強く押し出して世に問うたインストルメンタルのアルバムです。二曲目に収録されている『SEA LINE "RIE"』という作品は、当時メンソールタバコのCMに起用され、ミントの清涼感を見事にあらわしていたという記憶があります。
この曲のみならず、このアルバムに収録された曲はすべて、夏の夜のドライブのために作られたといってよいグルーブ感に満ち満ちています。聴いているだけでココロのアクセルは全開です。一人ならクールなグルーブ感に浸り込む事が出来るし、彼女と二人連れならカッコよさを共有することでグッと二人の距離が縮まる事請け合いです(もっとも私は残念ながら距離を縮めるような経験をしたことはありませんが……涙)。
コンピューターへの打ち込みが全盛の昨今においては逆に新鮮に感じられるサウンドかもしれません。