顔は火照っているのに足元が冷えるなら、床のプチリフォーム
冷えを防ぐには、室温を上げるのではなく、床が冷えないようにすること。
築年数が古い家は、床下に断熱材が無く、フローリングの下はすぐ地面ということもあります。床下の冷たい空気が床材を冷やしているわけですから、そんな状況では、いくら室温を上げても足元は寒いまま。暖房光熱費もムダに掛かってしまいます。
足元の冷えを防いで冬暖かく過ごすためには、室温を上げるのではなく、床を冷さないことがポイントです。一番手軽なのが、遮熱シートを敷いてからカーペットを敷くこと。ラグマットを一枚敷くだけでも効果がありますので、試してみて下さい。
根本的に解決したいなら、床下の断熱リフォームがお勧めです。下から潜ってはめ込むだけ、吹き付けるだけ、住みながら1日で終わる簡単な工事もあります。断熱工事はやったその日から効果が実感できます。下記で事例をご紹介していますのでご覧下さい。
冬インテリアへ衣替えして、暖かさを感じる室内に
着る服が夏と冬で異なるように、インテリアも着替えることで、冬に暖かさを感じられる住まいになります。例えば色選び、青系を寒色、赤系を暖色と呼ぶのは、人が寒く感じる色、暖かく感じる色だからです。そしてこの寒色と暖色とでは、体感温度が2~3度は違うと言われています。ラグやクッションの工夫で、寒い冬でも暖かさを感じるインテリアに衣替えを。
そこで寒い冬でも暖かく感じるインテリアに衣替えをしましょう。カーテンやカバーなど布類は暖色系でまとめ、照明器具の光の色は白から黄色へ。調光+調色機能がついたLED照明なら季節やシーンにあわせてスイッチひとつで室内の雰囲気を変えることができます。ふわふわとした柔らかい手触りも、暖かさを感じさせてくれるポイントです。
調光・調色機能を持った天井照明。電球色系で照らせば部屋全体が暖かい雰囲気に(オーデリック)
寒さの仕組みさえ知っておけば、プチリフォームでも効果大!まずは窓、そして床やインテリアの工夫で、寒い冬を暖かく、そしてエコに過ごしましょう。本格的な断熱工事については、下記でご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
また浴室が寒い家は健康を害する恐れがあります。これから先もずっと健康に暮らすための住まいづくりの工夫は下記でご紹介しています。
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