シンプルライフ/シンプルライフの達人

この道50年! 超達人のシンプルな旅支度(4ページ目)

もうすぐ夏休み。今回は、海外旅行の添乗歴約50年という旅の達人に、少ない荷物で楽しむシンプルな旅支度をお聞きします。

金子 由紀子

金子 由紀子

シンプルライフ ガイド

子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱く。学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。結婚後二児を得て、新たなシンプルライフの構築にいそしむ日々。

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LCC時代の旅支度

アララト山

アルメニア、アララト山を望む遺跡にて。自分ではほとんど写真は撮らないので、お客様にいただく写真ばかり

ガイド:最近は安価な料金のLCCが人気ですが、LCCは、持ち込み荷物の重量に非常に厳しい側面があります。

瀬戸
:従来のキャリアであれば、機内預け荷物の無料枠も、数キロ程度の超過であれば目をつぶってくれたものですが、低価格のLCCでそれはムリでしょう。

ガイド
:LCCでは最初から有料だったり、超過重量にかかる料金が驚くほど高かったり、機内持ち込み荷物にも制限があったり。

瀬戸
:そうであればなおのこと、荷物は少ない方がいい。旅は、日常生活の移動の側面を持っていますが、実は、1泊でも20日間でも、必要なものの量はそれほど変わらないのです。たとえば、私はトランクのベルトは使いません。あのベルトは、中味をギチギチに詰めたとき、フタが開かないようにするためのものですが、そんなに詰めたら重量オーバーですよね。ですから、ベルトを使うような量は、最初から詰めないことです。ベルトの分だけでも、何グラムか軽くなりますよ(笑)。最低限の日用品さえあれば、何日でも旅はできます。余計な荷物を持たず、身軽に、思い出に残る旅を楽しんでいただきたいですね。

お孫さんも大きくなった現在では、添乗業務も減らし、マイレージを利用して奥様とプライベートの旅を楽しむ瀬戸さん。

「荷物に合わせてカバンを選んではダメです、カバンに荷物を合わせなくては」という言葉が印象的でした。なんだか、人生になぞらえることもできそうですね。
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