2/2 戸建てもリノベーション！『練馬石神井台の家』／後編 [リノベーション] All About

中古戸建ての「買いやすさ」のための試みにも着目

キッチンからの眺め。左側の壁の仕上げは、麦わらを主原料としたハーベストパネル。白壁は塗装仕上げ。

リビタは、『練馬石神井の家』をはじめ、今後こうしたリノベーション済み戸建て分譲をしていくにあたって、購入者側の「買いやすさ」にも配慮しています。

現在の日本では、中古住宅の購入の際、住宅ローンに制限があります。その建物が、法令を遵守して建てられているかどうかや（増築して、法令が定める面積を超えている違法建築物件などもあるのです）、建物の築年数によって借入期間が変わってくるのが現状です。これらは、リノベーションを前提に中古戸建てを購入する際の大きな注意点になります。

そうした状況を受け、リビタが分譲していく戸建てリノベーション分譲住宅は、現行の建築基準法と同等の耐震性の確保と同時に、『耐震基準適合証明書』を取得。これを取得している物件は、住宅ローン減税の対象になることができたり、登録免許税や不動産取得税の減額といった、税制の特例措置が受けられます。

壁に棚やデスクを付けたり、天井からアイテムを吊り下げたり。１階の土間はDIYスペースとしても使えそう。

今回のリビタの戸建てリノベーション事業開始の背景には、中古住宅の「買いやすさ」を向上する目的もあるそう。こうしたリノベーション済み戸建ての供給と、住み手側の戸建てリノベーションへの支持が高まれば、中古戸建て購入のための仕組みも変わっていくでしょう。

リビタの『練馬石神井台の家』は、7月中に販売を開始し、価格は土地建物合わせて6680万円。周辺の新築戸建ての相場は、土地と建物がそれぞれ30坪弱くらいで6000万円台～7000万円台とのこと。2013年7月現在、見学会を開催しています。

また、第二弾の『世田谷野毛の家』も現在進行中で、こちらも見学会などを催していく予定。「中古戸建てを買ってリノベーションしたい」という相談にも対応しています。リビタでは、各プロジェクトの進捗や、戸建てリノベーションのための知識や情報を公開するサイト『HOWS Renovation Lab.』も開設し、見学会などの情報もこちらでお知らせしていくそう。「木造戸建てのリノベーションってどうなの？」と思っている方は、まずはこうした機会を利用して、その可能性に触れてみてはいかがでしょうか。