リノベーションは「家づくり」がしやすい
リビタの戸建てリノベーション事業第一弾『練馬石神井台の家』では、建物の構造の安全性と環境性能を確保した上で、内部空間をリノベーションしています。リノベーション後の間取りは、1階に広い玄関土間とひと続きになったフリースペースがあり、2つの個室、広くて明るい浴室があります。2階は、小屋裏が吹き抜けになった広いリビングダイニングキッチン。デッキ張りのバルコニーもあります。もともとの間取りは、1階にリビングダイニングキッチンと和室があり、2階に個室が並んだ間取りだったそうです。「そんなに変えられるの?」と驚きですよね。そうなんです。柱などの構造のバランス、給排水管の位置などとの兼ね合いは必要ですが、内装や設備を入れ替えるだけでなく、間取りそのものも変えることができます。
中古リノベーションの利点は、もともとの空間があるので、「もっとこうだったらいいのに」という想像をしやすいことです。更地に新築する場合で、ゼロから家を考えていく過程も面白いものですが、ちょっと大変そうな気もしますよね。中古リノベーションだと、すでにそこに空間があるので、部屋のスケール感もわかり、どこから光や風が入ってくるのかもわかります。どこにキッチンがあったら便利なのか、どこの壁を壊せば部屋が広くなるのか、そういうこともイメージしやすいんですね。「ゼロからの家づくりは大変そうだけど、自分好みの家に住みたい」という人には、リノベーションはとても適した方法なのです。
住みながら家づくりをしていける住まいの提案
リビタの『練馬石神井台の家』は、前述のような、「住まい手による家づくり」ができる状態で分譲していることも特徴です。上下階とも共通しているのは、天井は梁や小屋裏が見えていたり、柱が表に出ていたりしていること。ちょっと未完成な感じがするこの空間は、あえて空間をつくり込まず、住む人が自分で手を加えていける余地を残しているのです。たとえば、梁にフックを取り付けてハンモックを掛けてもいいし、柱を手がかりにして板を張って、ちょっとしたコーナーをつくってもいい。壁をペンキで好きな色に塗り上げるのもいいし、お気に入りのハンガーバーや棚を壁に付けてアレンジするのもいいでしょう。そんな風に、住みながら自分の暮らしに合わせて空間づくりを楽しんでいけるのです。リノベーション済みの家なのに、住んでからの家づくりを推奨するという、ユニークな提案です。
木造の戸建てには、こうした、あとからいかようにも手を加えていける特徴があります。構造や環境性能的な部分は、住み手自身が…というわけにはいかないと思いますが、前述のようなことなら、「自分でも出来そうだな」と思いませんか?木材やペンキ、ドアノブといった家づくりの素材は、ホームセンターでも、最近ではインターネットでも手に入ります。自ら手を加え、つくっていく家には、出来合いの家を買うときとはまた違った、住まいへの愛着が生まれそうです。「DIYに興味がある」という方にも、木造戸建てリノベーションは、とても相性がいいのではないでしょうか。
>次ページでは、「中古戸建てを手軽に買う」ためのリビタの試みをご説明します。